お箸のこと | 利休の茶

お箸のこと

学校の授業は前回に書きましたように全部で6時間の授業です。

この短い時間で、茶の湯を伝える事は非常に厳しいです。

でも、この悪条件(?)の中でも子供達は吸い取り紙のように真理を吸収してくれるのです。


先ず、本当に松籟(お湯の煮える音)を聞くにはどうすればよいか・・・

気持ちを静かにして耳を澄まさなければ聴こえないことが解ります。

聴こうとして聴かなければ、本当のことがわからない事を知ってくれます。


その事が解れば、人のお話も、お友だちのお話も聞こうとして、聞く事がどんなに素晴らしいか解ってくれるのではないかと・・・


鏡のように静かになった子供達の前で、お話をすると、受け入れられている事が感じられて、

感謝と感動の気持ちが、私の中に湧いてくるのが解ります。


いつものことですが、教えられるのは私の方なのです。


あっ! 

お箸のことを書くつもりだったのに・・・

お箸は実践として大きな効果があるのですが・・・

次回にしますね。