日本棋院の前田良二七段の囲碁教室
「 たのしく学ぶ上達コース 」 に出席しました。
今週のテーマは 「 布石の基本 」
初手から30手くらいまでの正しい布石を教材に、
なぜそこに打つのか、の考え方を一手一手詳しく教わりました。
この 「 正しい 」 布石、ってのが曲者で。
布石の教科書の第一局目に載ってるような
30手まで打って双方互角の美しい布石。
大場に打って、急場に打って、と、
先生の解説を聞きながら順番に並べると
なんと配布されたプリントの布石になるんですね。
大場の選び方も、なんとなく、じゃなくて
しっかり数学的な根拠があって、ここ、と決めることができる。
なるほど、なるほど。
空間の広さを数えるんですね。
そして隅のシマリの方向を見極めるんですね。
何路空いてるか、その数だけだと狭いように見える場所でも、
後の狙いがあると、あるいは、後からの狙われがあると
そこの価値は大きい、いわゆる急場なのですね。
なるほど、なるほど。
で、急場で手を抜いて大場に打つと、
その代償として相手からどんな嫌なことをされる恐れがあるのか、
もしそうされたら、被害を最小に抑える応対の方法は?
と、丁寧に教わりました。
説明もとてもわかりやすい。
生徒がわからなそうにしていると ( しょちゅうですが )
もう一度最初からおさらいしてくれます。
なるほど、なるほど。
よくわかりました。
で、問題は、
なぜ自分で打つとこうならないんでしょうか?
心をたいらにして自己分析してみますと、
プロの対局なぞを見て、ウロ覚えたかっこよさげな手抜きや、
ふと心をよぎった一見手筋っぽい手なぞを
ついついやってみたくなるからでしょうね
強い人が勝つのは、自分が強い手を打つからではなくて、
下手が悪い手や無駄な手を打つから、だそうです。
ああ、そうなんでしょうねぇ
しかし、まあ、ふと思いついた面白そうな手を
勝敗にこだわりなく試しては楽しめるのは
アマチュアの特権、ということで 。
「 たのしく学ぶ上達コース 」 の8月のスケジュールをもらいました。
5日 攻めの基本
12日 プロの棋譜解説
19日 サンサンの攻防
26日 布石の基本
です。
面白いのは第2週目の、プロの棋譜解説ですよ