『通販生活 』から枕が届いた。
この枕は、『通販生活』すなわちカタログハウス の《メディカル枕》。毎回のランキングで必ずベストテンに入る人気商品だ。
今回はダンナが使う二代目の枕。私はもう三代目を使っている。
『通販生活』という分厚い本がどこからともなく勝手に郵送されてきたのはもう何年も前になる。通信販売でモノを買うということにまだまだ「抵抗」を感じていたころだ。掲載されている商品について有名人の愛用者が感想を述べており、商品の情報も詳細で説得力もあったので、胡散臭い業者ではないように感じていた。
そんな中で、この《メディカル枕》は一番欲しいと思った商品だった。頚椎ヘルニアがある私は、この枕のうたい文句にとてもそそられた。
しかし、当時の私は、通販への不信（不審）感と、枕ごときに１万円以上払うという価値観がなかったので手を出さなかった。
ちょうどそのころ、地元の寝具屋さんへコタツ布団を買いに行った。他の寝具も勧められて布団や枕を見ていると、なんとそこに《メディカル枕》があるではないか
しかも安い
『通販生活』での定価が１２８００円のものが７０００円くらい！「ほんとにイタリアのファべ社のものですか？」と尋ねると、まあまあ（？）納得する答えだったし、ファべ社のラベルもついていたので購入。それでも高い買い物だった。
奥さんお手製というミョーな色の専用枕カバーがサービスで一枚ついてきた。この枕はサイズがかなり大きいため、市販の枕カバーではとても入らないのだ。
この枕をしてからというもの、頚椎の痛みはほとんど無くなった
５，６年するとへたってくるので買い換える必要があるのだが、二代目の枕は比較のためにも『通販生活』から購入した。やっぱり寝具屋のモノとなんだかちょっと違うような…
ダンナはかたくなに「そば殻枕」を使っていたのだが、首痛になった時に、例の寝具屋から安めの《メディカル枕》を買って使い始めた。以来、ダンナは首の痛みを訴えなくなった。あれは安物の「そば殻枕」が悪かったのだと思う。
この枕を紹介してあげたことで、私は３人の人たちからとても感謝されている。
一人は私の幼馴染み。首や腰の手術で有名な病院で１年後に頚椎の手術の予定だった。この枕のことを話すとすぐに使い始めた。一週間後「全く痛みがなくなった！」という電話。しかし医師からは「治ったわけではない」と手術は予定通り行われるはずだった。入院当日、彼女は高熱を発して病院へ行けずに予約をキャンセル。手術をしないままもう５，６年。なんのトラブルもなく現在に至る。海外旅行にもその枕を持参している。
もう一人は、近所の会社の社長さん。私よりずっと年上なのだがスノーボードが好きで毎年カナダへ滑りに行く。ヘリコプターで山頂へ行って滑り降りてくるという豪快かつ豪華なスノーボーダー。転倒して身体を強打して以来、首が痛くて手が痺れるという。《メディカル枕》を紹介した。後日出会ったとき、「使った夜から痛みが無くなった。どうお礼していいかわからないくらい
」と感激された。肩こりの社員にも薦めてとても喜ばれたらしい。
あと一人は、寝具屋のおじさん。「○○さん（＝私）のおかげでたくさんのメディカル枕が売れました」と大喜びしてくれた。
ネットで調べてみたら、《ファべ社製メディカル枕》としてびっくりするほど低価格で販売されている
同じ会社でいろんなタイプのものを生産しているのかなあ…
やはりいろいろ類似品があるようだ。寝具屋のモノはヘタリが早くて、『通販生活』のモノとは「似て非なるモノ」だった
だから私は、「正統派メディカル枕」は『通販生活』から買うことにしている