ヤツらの正体
以前、ブログに登場したブラジルの謎の生物、宇宙虫 ともじ男 。
彼らについて、お友達から有力な情報を教えていただきました
どちらの虫も、ポルトガル語で『traça(トラッサ)』と入れて検索すると、ヒットします。
お友達の話をもとに、自分なりに情報をまとめようとあれこれ調べてみたのだけど、
画像を見れば見るほど鳥肌モノ…
こうしてブログを書いている今も、体中ゾワゾワしています
以下、ゾワゾワしつつもまとめた結果です。
一部、ポルトガル語のサイトを参考にしたので、間違っていたらごめんなさい
もじ男
平べったい“みの”に入ったこのチビみの虫は、『Traça』といい、
蛾の幼虫なのだそうです。
湿気の多い場所を好み、特にウールのセーターなどを好んで食べるため、
ナフタリンなどで防虫する必要があるとのこと。
成虫:体長8~14mm。
羽は暗い茶色で、3~4つの斑点がある。
幼虫:体長20mmまで。薄汚れた白色で、頭部は栗色。← もじ男は、コレ?
さなぎ?:体長15~20mm。繭の中にいる。
寿命は1年ほど?。幼虫はかなりの距離を移動できるとか…。
宇宙虫
ポルトガル語では、『Traças dos livros』または、『Thysanura』。
日本語では、『シミ』という名前で、紙や布なども食べることから、
漢字では『紙魚』や『衣魚』と書くそうです。
ちなみに、『魚』とつくのは、素早くくねるように動くから、とのこと。
ポルトガル語名にある『livro』も本なので、名前の由来は似ているようですね。
シミは、幼虫から成虫までほぼ同じ形の無変態。脱皮を繰り返して成虫となります。
成虫になるまでに、最低4ヶ月。寿命は2~8年と、昆虫としては長めです。
成虫の体長は、尻尾や触角を除いて10mmほど?
暗いところや、床のタイルの割れ目・切れ目などを好んで棲みつきます。
刺す、毒があるなど、実際に害があるわけではないようだけど、見た目で損…
日本にも、日本古来の『ヤマトシミ』、外来種の『セイヨウシミ』など数種が生息。
ブラジルで見るのが何の種類なのかは分からないので、
ここでは主に、『セイヨウシミ』についての記述を参考にしました。
そうそう、私、重大な間違いを犯していました。
宇宙虫のブログでご紹介した、こちらの絵。
足をワサワサ描いてしまいましたが、彼らの足は6本でした。
観察が足りず、ごめんなさーい
我が家に棲みついている、もじ男と宇宙虫。
正体が分からずにモヤモヤしていたので、今回名前が分かってスッキリ
Nさん、貴重な情報をありがとうございました
それにしても、もじ男も宇宙虫もブラジルに来るまで見たことがなかったので、
まさか宇宙虫が日本にもいるなんて、夢にも思わなかった。。
そういえば、日本にもゲジゲジとか不思議な生物はいろいろいるもんなぁ…。
もじ男についてはあまり細かいことは分からなかったのだけど、
宇宙虫は、昆虫の中でも原始的なグループで、3億年前から存在しているとか。
太古の地球には、こんな虫の巨大バージョンがたくさんいたのかな
さらに詳しく知りたい方は、『シミ 虫』などで検索してみてくださいね
ゾワゾワする画像をいろいろ見れますよ
虫ネタだけで終わるのもちょっと後味が悪いので、最後にマッタリ画像を。
以前、実家で飼っていたニャンコ、『チチ』です
とっても穏やかで、良いヤツだったニャ