冬の終わりに | 南米で日本犬を探そう! ~ブラジル・サンパウロに暮らす~

冬の終わりに

それは8月の終わり、急に暖かくなった日にやってきました。


『クッピン』


シュハスコで出てくる牛のコブ肉ではなく、羽アリのことです。


初めてクッピンを知ったのは、8月のはじめのこと。

冬の終わりから春先にかけて、暖かくなる時期に羽アリが大量発生すると、

友達に教えてもらいました。

夕方、明るいところに向かって飛ぶから、窓を開けて電気をつけていると、

大変なことになるよ~、と。


どんな虫なのか想像もつかなかったので、早速情報収集をしました。

 

  ・冬の終わりから春先の暖かくなった日に大量発生すること

  ・暗くなる頃から夜にかけて、灯りを求めて飛んでくること

  ・羽が抜け落ち、木や家の壁などに入り込んで、木を食べてしまうこと

  ・飛行経路があり、被害にあう家とあわない家があること

  ・クッピンの被害が大きく、引っ越した人もいること


ネットで調べると、実際に被害にあった人のブログや写真も。

電気の周りに数十匹が群がる様子などが書かれており、ゾッとしましたガーン


とはいえ、うちは18階。

さすがにこんな高いところまでは飛んで来ないよねひらめき電球と思っていたら、

しっかり飛んできちゃいました・・・。


すぐに気付いて窓を閉めたので、実際に家の中に入ってきたのは2匹だけ。

彼らがただ電気の周りをフワフワ飛んでいるだけだったら、

私もそんなに気にしなかったかもしれません。


でもそのクッピン、私の足に着地するなり白い羽がハラハラと抜け落ち、

茶色い体でもぞもぞと歩き始めるじゃないですかshock*



共存するなんて、絶対無理・・・。



クッピンの駆除方法に、

『水の入った洗面器を電灯の下にかざすと、勝手に水に飛び込む』

とあったので、早速実行してみました。

そして、捕らえたのがこちらです(洗面器じゃなくて、鍋だけど)。


南米で日本犬を探そう! ~ブラジル・サンパウロに暮らす~-クッピン



大きさは、羽を入れて1cmくらい?

デカイ・・・汗

彼らに罪はないと思いつつ、2匹とも駆除しました。


ほんの数匹だけでも、私にとっては十分怖いクッピン。

こんなのが何十匹もなんて、想像しただけでも恐ろしいガーン!!


以来、夕方は早々に窓もカーテンもピッチリ閉めています。

とはいえブラジルの家は網戸もないし、窓も隙間がありそうなので、

どこからか入ってきてしまうのでしょうか。

翌日も、気付けば1匹進入していましたドクロ


そして、つい先日は部屋の中に落ちている羽だけを発見。

ということは?

今も部屋の中で自由に動き回っているということかしら叫び叫び叫び


南米で日本犬を探そう! ~ブラジル・サンパウロに暮らす~-羽



大きさの参考に、目薬(6cm)と並べてみました。

あ、かえって分かりにくい??


南米で日本犬を探そう! ~ブラジル・サンパウロに暮らす~-大きさ比較



「春の風物詩」と言われるクッピン。

うちにはもう来てくれなくていいからね・・・・・フッ