ホメとおどし | by 行正り香

ホメとおどし

昨日の「仲居さん」にコメントいただき、

ありがとうございます!

コメントを読みながら、笑ったり

うれしくなったりです!


さて、手伝わせるのって

確かに難しいですねー。


コメントにも書いていただいたとおり、

私と妹は小さいときから手伝いをした記憶があります。

(厳密に言うと、させられた、です)


洗濯物をたたんだり、

ごはんをといだりする「お手伝い」は

母、よし子の教育の一つだったのでしょう。


「あらぁ、たすかるわぁ、上手ねぇ」とほめられるときもあれば

「お手伝いできないなら、追い出すわよ」といわれ(厳密に言うと、怒鳴られ)

本当に、ひきずられて追い出されたこともあります。


子育てには、ほめることも大切ですが

時にはおどしも大事である、ということを

よし子から学びました。

やさしいだけでは、子供は言うことをききません。

多分、仕事も同じ。

相手の言うことをきくだけでもうまくいかず、

そこにはある意味、ゲームのように、駆け引きが必要な場合も

たくさんあるのと同じかもしれません。


(ちなみに、今の世の中、あまり追い出されて泣き叫ぶ子供をみませんが

私は追い出されたら、妹に靴をもらい←妹、母に怒られても私に靴をくれる勇気ある少女、

社宅の友達の家に遊びに行って、ごはんをごちそうになって

帰っていたりしました。しぶとい子供だったと

今から思うと、、、感心します)


「鉄は熱いうちに打て」

とは言いますが、

これは本当だと思います。

小さいことからやらせたことはなんとか身についても、

「さあ、13歳になった、そろそろ中学生だから何か手伝いなさい」といっても

多分、教えるのに2倍以上の時間がかかるんじゃないかなぁ、と思います。


お手伝いについては、

いっしょにお料理したりする小雪さんと弥生さんと

よく話をすることがあります。


二人とも、お料理している間も、ごはんをたべた後も

クルクルクルクル、片付けて、

サッササッサ、いろいろふいて

ドンドンドンドン、キッチンをきれいにしてくれます。

人が片付けている瞬間というのは

なんとも凛としていて、きれいなだな、と見とれちゃったりしています(笑)。

昔話をしていると、

わたしや妹と同じように、小さいときから

洗濯物をたたんだり、ごはんをといだり、お片づけしたりしていた、とのこと。

そしてごはんを食べたら、まず片付けてから

果物を食べるってとこまで、同じだねーと

笑ったりします。


というわけで、

ほめて、おどして、つづけさせることによって

動く大人が育っていくのかもしれません。


ちなみに、言うことをきかないと

私は

「〇○捨てるよ」といいます。

本当に捨てられることを、かりんもさくらも分かっているので

しぶしぶやります。


おどしには「本気感」も大事です。