うちの仲居さん | by 行正り香

うちの仲居さん

最近、こどもたちに「仲居さん」をやってもらいます。

ごはんを食べ終わったら、お皿を運ぶ、

テーブルをふく。


10歳になったら、

何も言わないでも、みんなのお皿を片付けて

洗ってくれることを目標に

日々、お皿を割られ、ごはんの残り物をカーペットに落とされながら

ぐっと耐えて、手伝ってもらっとります(笑)。


こういうことをいやいやながらする人生と

自分からする人生では

ポジティブ度が違います。

どうせやらなくてはいけないことは、

さっさかホイホイできる女の子に

育ってほしいな、と思います。

それに、わたしがいなくても、

きちんと生活できる人間になってほしいな、と思います。

多分、私は子供が男の子でも

同じように育てます。


そんなこんなに慣れてきたかりんとさくら、

昨日は私がお風呂から出ると

ねまきとタオルを用意してくれたりします。

しかも、ふたりでお布団をしき、

シーツを上と下で二人で別れてもち、

上にぱーっとあげて、さげて、きれいにしいています。

そのリズム、できあがったお布団、

なんともきれい。

おまけに、「水飲みます?」と言われ、笑いました。


いやー、なかなかの仲居さんです。


というわけで、私の目標は

かりんとさくらを一流旅館の仲居さんにすること、でした。

自分のためにも、

そして二人のためにも。


静かな雨降る日曜日に、おやすみなさい。