ハッピー・バースデー、りえちゃん | by 行正り香

ハッピー・バースデー、りえちゃん

ハッピー・バースデー、りえちゃん

Wind Beneath My Wings

by Betti Midler


自転車に乗って買い物に行った帰り、

金木犀の香りに気が付きました。

「あ。そういえば、今日はりえちゃんのお誕生日だ。去年も金木犀が香っていた」

そう。本日、10月12日は、お友だちのともさかりえちゃんのお誕生日なのです。

きっと温かい人たちに囲まれた、素敵な誕生日を迎えているんだろうな。

荷物でフラフラしながら、もう一度自転車をバックして、

思いきり金木犀を香りながら、

「いいなぁ、こんないい香りのする日に生まれてきて。

いつもいい香りのりえちゃん、お誕生日おめでとう!」と、

木に語りかけてしまいました。

りえちゃんと出会ったのはお料理の本がきかっけですが、

私たちをつなげているのは、

「ナントカタノシク、イキテイコウネ」と

互いに送り合っている、時には静かな、

時には強い「風」のような気がします。

りえちゃんもお仕事を始めてちょうど17年目。

私も社会人になって、17年ちょっと。

年齢は違っても、社会に出て働き出した年月は同じです。

たくさんの人と出会って、たくさんの失敗をして、

いろんな中で子供が生まれ、

最後は人を育てる大人にならなくてはいけない。

しかも、仕事も続けたいから、

もっといっしょにいなくてはならない子供たちにも

「ママは外で働くからね。自分の足で歩くのよ」と伝えなくてはいけない。

違う道を通ってきたけど、なぜか考えや感じることが似てくるのは、

どこかで経験が似ていたんだろうな、という気がします。

テレビの中で見ているりえちゃんも、とても素敵だけど、

実物はもっともっと、ずーっと素敵です。

大人っぽくて、スタイルがあって、子供にやさしくて、感動屋で、

食べることが大好きで、作ることも大好きで、でもアバウトで(笑)、

いい意味で遊び心があって、いい意味でお酒が友達で、

いっしょにいて心地よい。

まだまだ変化もたくさんあるし、お互いに変化を受け入れて、

いろんな形に変わっていきたいけど、

I will always be your joy.

はっぴー・ばーすでー・りえちゃん。

えっとー、そんなりえちゃんのすてきな一部が

「ともさかりえの徒然note」という、


読んでいると、なぜか心がポカポカ、

気持ちよくなってしまう本になって出版されました。

りえちゃんが贈ってくださった本を読みがら、

「やっぱそうだよねー」と頷きつつ、

ベランダにもかすかに漂ってくる金木犀の残り香を

一生懸命吸い込む、初秋です。

心地よい夕暮れを、ありがとう。



P.S.


Betti MidlerのWind beneath my wingsは、友情の歌です。



Did you ever know that you are my hero?

あなたは私のヒーローだって、知っていたかしら?


The everything I would like to be.

なりたいわたしの、すべてだって、知っていたかしら。


You are the wind beneath my wings.

あなたは私を羽ばたかせてくれる風なのよ。

Thank you, Thank you.

だから、あなたにありがとう。ありがとう。


そんな歌詞が素敵な、友情の歌。


Dear my りえちゃん、

20代最後おお誕生日に、この曲を贈ります。