「内需型産業」の典型である教育産業に国際化の波が急速に押し寄せている。教育熱が高まっている中国をターゲットに通信教育大手のベネッセコーポレーションが、幼児教材「こどもちゃれんじ」の中国版の事業を強化。大学全入時代が到来する中、大手予備校「駿台予備学校」を運営する駿河台学園は、日本人対象の予備校を海外に相次いで開校し、ベトナムや米国への進出を計画中だ。教育産業界では、少子化に伴う国内市場縮小をにらんで合従連衡の動きが加速しているが、海外でも生き残りをかけた戦いが激しさを増し始めた。 MSN産経ニュース 2011-01-03