(安佐南区) 広島、島根県の子ども神楽5団体が共演、観客を魅了

 第1回「あおぞら子供神楽共演大会」が中筋の安佐南区民センター大ホールであった。広島、島根両県から子ども神楽5団体が出演、約600人の観客を魅了した..。

 出演したのは、あおぞら子供神楽(広島市安佐南区)、有福子供神楽社中(浜田市)、岡見てんつくてん(同)、天神子ども神楽団(安芸高田市)、亀山子ども神楽(広島市安佐北区)。
それぞれ得意の演目を披露し、大きな拍手を受けた。地元のあおぞら子供神楽は「悪狐伝」「滝夜叉姫」「八岐大蛇」を上演して大会を盛り上げた。
 神楽観賞が大好きという安佐南区東原の北条初枝さん(62)は、安芸高田市から両親の地頭覚(さとる)さん(89)、まつ代さん(87)を呼び、家族で堪能。「息子も神楽団に入っている。

孫のような可愛い子どもたちに元気をもらいました」と笑顔で話し、大会の終わりに花束を贈っていた。

 共演大会は、NPO法人あおぞら子供神楽の保護者たちが中心に実行委員会を結成して実現した。

同神楽の池原康則会長(63)は「神楽を通じて家族愛、思いやりの心を育てることがモットー」と話し、「保護者の応援と地域の皆さんの協力で素晴らしい大会ができた。今後は他の団体にも呼び掛けて続けていきたい」と意気込んでいた。(原畑忠則)