11/19(火)
朝9時、乳房再建外科へ。
質問すれば、じっくりと話を聞いて、丁寧に答えてくださるドクターなので、私は心から信頼している。

先週、乳腺外科で主治医から言われた今後の治療計画では、早目に放射線治療をしたいとのことだった。ただ、放射線治療をすると、皮膚の状態が変わるので、乳房再建手術は、放射線よりも先にするのが望ましいらしい。(もちろんガン治療が最優先なので、手術のしやすさだけが理由ではない)

しずく形のシリコンを入れる手術が保険適用になるのは、来年1月から。中3の息子の受験で慌ただしくなりそうな時期なので、手術は来年の4月以降でいいかなって、個人的には考えていたけれど、そうなると、放射線治療は、半年先になってしまう。

再建外科のドクターいわく「手術の時期については、乳腺外科のドクターと話をしておくので、近いうちに家族の人と、手術についての説明を聞きに来てください」とのことだった。

息子の受験を気にしてる場合ではないかも…(~_~;)
でも、早く柔らかい左胸を取り戻したいなぁ…(≧∇≦)

再建外科の診察後は、リハビリ室で30分間のリンパマッサージ。
その後、採血室で血液検査とインフルエンザの予防接種をした。

乳腺外科では、最後のタキソールのGoサインが出され、午後2時に化学療法室へ。

ほんとに長かった…約5ヶ月半…
いやいや、治療生活はまだまだ続くけれども…
とりあえず今回で、副作用の強い抗がん剤が、やっと終わった。

6月からFECを3週毎、計4回
9月からタキソールを毎週、計12回

FECは特に副作用がキツくて、投与後4日間は胃のムカつきで、ほぼ寝たきり。微熱と血管痛に悩まされ、また、髪の毛が抜けていく寂しさを受け入れながら過ごした夏だった。

9月からのタキソールは、投与直後は強い眠気に襲われたが、特に食欲が落ちることなく、比較的ラクだった。けれど、徐々に手足の痺れがキツくなってきたり、アレルギー反応で顔や手に発疹が出た。また、FECでは抜けなかった眉毛とまつ毛、そして鼻毛までもが殆んど無くなり、敏感になった鼻の粘膜から鼻血が出るのが日常となった秋。

次回からは、ハーセプチンのみになる。9月からタキソールと並行して投与していたけれど、単独での点滴治療となる。3週毎の治療になるので、今までの3倍の量を投与していくらしい。ハーセプチンは、がん細胞だけに影響する素晴らしい薬で、身体の負担が少ない。よって、血液検査の必要もないというから嬉しい。発明してくださった研究者さん、本当にどうもありがとう。

とりあえず、何が嬉しいって、これでようやく毛髪が成長するということかな。ウィッグは確かにラクで、気分次第で変えれる楽しみがあるけれど、どうも最近ズレ易い…笑
頭に汗をかかないことが原因か?

眉毛も、ほぼ無くなってしまい、ガイドラインがないので描きにくい。夫にとっては、どーーーでもいい事らしく「今しか出来ないから、いっそのこと、全然違う場所に描いたらいいやん。笑」と言われた。顔もむくんで丸みがあるので、この際、浮世絵のようなメイクにチャレンジしてみるかな。私めっちゃ似合うと思うわwww

手足の痺れに関しては、殆んどの患者さんが半年から1年以上も続くらしい。足の裏全体がビリビリしていて、靴下をはいていても、まるで芝生の上を裸足で歩いているような感覚。手は指先が痺れているので力が入りにくく、細かい作業が難しい。
なるべく指先を使って、血液がよく流れるようにすることで、少しずつ指先の痺れが改善されてくるそうなので、また楽器の練習でもしようかな。


聖書 ≪ イザヤ55章 ≫

9
 天が地よりも高いように、わたしの道は、あなたがたの道よりも高く、わたしの思いは、あなたがたの思いよりも高い。
10
 雨や雪が天から降ってもとに戻らず、必ず地を潤し、それに物を生えさせ、芽を出させ、種蒔く者には種を与え、食べる者にはパンを与える。
11
 そのように、わたしの口から出るわたしのことばも、むなしく、わたしのところに帰っては来ない。必ず、わたしの望む事を成し遂げ、わたしの言い送った事を成功させる。




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