先週に引き続き、今回もリハビリ室にて左腕のマッサージをしてもらった。相変わらず気持ち良過ぎて、朝の9時だというのに、寝てしまいそう…
カーテンで仕切られたベッドに、仰向けに寝た状態。
ぼんやりしながら、ふとカーテン越しに聞こえてくる他の患者さんの声に耳を傾けていると、可笑しくて目が覚めた。
「○○さん、最近ちょっと肥えてきたんとちゃいます?」
「せやねん。私の唇みて。な。可愛いらしい形してるやろ?だからな、ついついご褒美あげてまうねんわ。わはははは~」
…そんな言い訳、初めて聞いたわ。
いつか使ったろ。
メモメモ…_φ( ̄ー ̄ )
その後、採血室へ。
またまた初めての看護師さんだったけれども、とっても上手だった。
まず私の腕の血管を見て、
「これは細いですねー」
と言い、他に採れるところはないかと、指先で探り探り、
「ここにありますね。ここから採血しましょう」
と決めた場所は、今まで誰も射したことがない腕の関節部分。見たところ、血管が通ってるのかどうかも見えなくて、ほんまに採血できるのかな?という感じだったけど、射した途端に、勢いよく管に血液が流れてきてビックリ。
私の皮膚の表面に見えてる血管は細くて、血液に勢いもなくて、いつも採血する看護師さんを困らせていたけれど、経験豊富な看護師さんは、指先の感覚だけで、腕の少し深いところを通っている太い血管を見つけてしまうのね。
素晴らしい。
乳腺外科での診察。
今週と来週で、抗がん剤タキソールの治療が終わる。その後は、3週間毎に、ハーセプチン。
ドクターに、今後の治療計画の再確認をしてみた。
「来週でタキソール終わったら、あとはハーセプチンだけですか?」
「いえいえ、なるべく早い段階で、放射線治療を入れますよ」
「あー…それは必須ですか?全摘したので、いまいち必要性が分からないのですが…」
「はい。しなければいけないんです。胸壁とリンパの、再発予防として行います」
「何回くらい照射するんですか?」
「全部で25回です。月曜~金曜まで毎日。これを5週間行います。日程は、また、乳房再建の手術との兼ね合いで決めていきましょう」
来週で抗がん剤が終わる~♪
と、思っていたけれど、治療生活はなかなか終わりそうにない…(~_~;)
高1の娘の学校生活は、今のところ少し落ち着いてきた。楽しいとは言い切れない様子だけど、とりあえず学校には行っているので、まぁ、なんとかなるかな…と信じている。
次は中3の息子の高校受験。
いまだ、志望校がハッキリしておらず、受験勉強らしいことは、ほとんどしていない…いつになったらスイッチが入るのか…
色々と思い煩うことはあるけれど、生きる目的から目を逸らさないようにしたい。
治療が目的ではない。
通学が目的ではない。
受験が目的ではない。
これらは全て、生きる目的のための手段のひとつ。大切なことは、生きる目的を明確に見出すこと。誰のために生きるのか。何のために生きるのか。
聖書 ≪ エペソ 1章11節 ≫
この方にあって私たちは御国を受け継ぐ者ともなりました。みこころによりご計画のままをみな行う方の目的に従って、私たちはあらかじめこのように定められていたのです。