6回目の治療が終わった。
タキソール全12回の、ちょうど半分。振り返れば、あっという間のような気もするけれど、正直言うと、残りあと6回もあるのか…長いな…という感じ。血液検査の結果、基準値を下回る項目が4つあったけれども、続けて治療することになった。

以前の抗がん剤、FECに比べると、毎回の副作用は軽いけれども、少しずつ蓄積されてきた。

足は、正座した後のような痺れが、足の裏→足の指→くるぶし→ふくらはぎ、と広がってきた。今のところ、歩行には問題ないけれど、寝起きは、浮腫みとダルさがキツいかな。かなり足が疲れやすくなってきたので、遠くに出掛ける自信が無くなってきた。

手の感覚も鈍くなってきた。まるで薄い手袋をはめているみたい。手の浮腫みも、寝起きが一番出やすくて、朝はグーが出来ない。

身体に感じる違和感は、あちらこちらにあるけれど、心配していた口内炎に苦しめられることもなく、美味しく食事できているので、私的には全然オッケー♪

ただ、先週、とても悲しい事があり、かなりメンタルダウンしている。高校1年の娘が、学校に行きたくないと言い出し、事情を聞いた上で、しばらく学校を休ませることにした。

自分の愛する子が、苦しみを経験している時の、親の胸の傷みは喩えようがない。それはむしろ、自分自身がツラい経験をしている時よりも悲しみは深い。

愛する御子イエスが、十字架の上で苦しみ抜かれた時の、父なる神様の悲しみを思う。3時間も全地が暗くなる程の悲しみ。父と子の関係を完全に切り離してまで実行された、人類の救済計画。

あぁ、神様はどんなに辛かっただろう…けれども、このことを通して、人に対する神様の深い愛に感動せずにはいられない。

「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。」

十字架の上で苦しみながらも、父なる神様にとりなしの祈りをされた、イエスキリストの思いが、私の心にも活きて働きますように。

幸いにも、娘の担任教師が迅速に対応してくださり、問題解決の糸口が見えてきた。

もし、乳がんが再発するとしたら…
それは2年後かもしれないし、10年後かもしれないけれど…

私は、あとどれだけ家族と一緒に時間を過ごすことがゆるされているのだろう。
ただただ私は、天に召される日まで、愛する家族の笑顔を見て過ごしたい。それだけなのです。

学校でのこと、詳しくはお伝えできませんが、娘のために、そして引き続き、私の乳がん再発防止のために、お祈りをよろしくお願いします。


聖書 ≪ マタイ5章 ≫

44
しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。
45
それでこそ、天におられるあなたがたの父の子どもになれるのです。天の父は、悪い人にも良い人にも太陽を上らせ、正しい人にも正しくない人にも雨を降らせてくださるからです。
46
自分を愛してくれる者を愛したからといって、何の報いが受けられるでしょう。取税人でも、同じことをしているではありませんか。
47
また、自分の兄弟にだけあいさつしたからといって、どれだけまさったことをしたのでしょう。異邦人でも同じことをするではありませんか。
48
だから、あなたがたは、天の父が完全なように、完全でありなさい。




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