コーダ あいのうた Coda 見ました!アカデミー賞最有力作品!CODAの私の感想!ネタバレ注意 | 渡辺りえこ

コーダ あいのうた Coda 見ました!アカデミー賞最有力作品!CODAの私の感想!ネタバレ注意

コーダ あいのうた Coda 見ました!アカデミー賞最有力作品!CODAの私の感想!ネタバレ注意



今日、映画 Coda あいのうた 見てきました!


ネタバレ注意して記事読んでもらえたらと思います。


こちらの映画は聞こえない家族の元に生まれた聞こえる女の子が歌手を目指すという話で、あれ?どこかで聞いたようなーと思うような話ですよね?笑


皆さんご存知の通り、私自身が聞こえない両親の元に産まれ、CODAとして、

第一言語日本手話、第二言語が日本語と言う、

聞こえる文化聞こえない文化をあわせ持つ、

バイリンガルとして生きてきて、

幼い頃から歌手を目指し、手話と歌を融合させたサインシンガーソングライターとして長年活動してる今があるそんな感じなんですが、

なんか原点回帰した気持ちになりました。


とにかく色んなシーン一つ一つが、めっちゃ共感できました。


家族に対して自分が通訳できなかった事で、起こってしまった最悪な出来事に主人公が罪悪感を感じるシーンはもう本当に胸がギュッとなりました。人生の中で何百回もその様なシーンに遭遇した事がある為、余計に色んな想いを巡らせながら見ていました。


たまたま自分が友人と遊んでいる時、大切な誰かと遊んでる時に電話通訳を求められるシーンや、

自分の大事な用事を後回しにして、親の通訳に徹する姿など、主人公が、私今忙しいんだから無理!と強く親に伝えてる所や、やっぱり親の為に大事な用事を後回しにして通訳している姿などなど、わかるわかる。となりました。


主人公の両親がとてもファンキーな両親なのと、聞こえない子供を望んでいた所は、

私の両親とは違う感じだけど、そのような考え方がある事も知っていたので、母親役を演じている聞こえない方も父親の役の方も物凄く演技が素晴らしく、感動致しました。


もちろん主人公の方もとても手話を勉強されて、この映画の監督も手話を物凄く勉強され、聞こえない世界を理解して作られた映画と言う事が更に心に響きました。


サインシンガーソングライターとして活動してる私にはかなりタイムリーな映画で、特に、

家族に手話で歌を届けるシーンとかめっちゃこの間の静岡講演と重なって、聞こえない方も沢山静岡講演では来られて、聞こえない方々に本当に良かった、とても楽しかったと言われた事もタイムリーでしたので、その事も鮮明に思い出し、なんとも言えない複雑な想いに駆られめっちゃ号泣してしまいました


私も自分の家族にもちろん講演を見に来て貰い、手話で歌を届けた事もあるので、ほんっと色んな自分の生きて来た人生の中での沢山の葛藤を映画を観ながら、回想してる感じがありました。


私の今の活動はもしかするとリアル版、

コーダあいのうたのその後があるなら、

それなのかもしれませんね。


だとするなら、勝手な私の妄想になりますが、

この映画はまだ序盤なので2をぜひ見たいですね笑笑

ぜひアカデミー賞取ってもらって2の制作をして欲しいですね!


改めてこの映画を見る事が出来た事に運命を感じます。


これを機に多くの人が聞こえない世界について、またネイティブな手話+歌の世界について、

CODAについて、知って貰えたら嬉しいなぁと個人的に思いました。


とても良かったです。


ぜひ見て貰えたらと思います。