タイムちゃんは、動物愛護センターからやってきました。
センターにいたということだけなので、
はっきりとした親子関係は実証できませんが、「アーネ、モネ、ぼたん」と
「親子」というくくりで、引き出された後に、
タイムは、母親の鏡のように、
子育てを一生懸命にやっていました。
わが家へやってきた当初、母乳を与えていたせいでしょうか、
体重は、2.5キロで、あばら骨も見てわかるくらいに、
痩せていました。
タイムのお蔭で、
子猫たちはすくすくと育ってくれて、
その中の一匹の「ぼたん」くんはトライアルに入っています。
私の膝で甘えるタイム。
こんなにかわいい甘えん坊のタイム。
成猫だったということもあり、
わが家へやってきて少しして、FeLV/FIV検査を行いました。
その結果、、、
FeLV(-)/FIV(+)という結果となりました。
メス猫、、、、です。
とても穏やかな性格です。
そして、人懐こいです。
人間の愛情を十分にもらっていたようです。
家と外を行き来していたのでしょうか?
家の中だけで飼育されていれば、
FIVに感染することはなかったかもしれません。
今のタイムは、全く健康体とは言えませんが、今のところ、
普通の猫と何も変わらなく、特に気を付けないといけないということは、
一つもありません。ですが、FIV保持ということなので、
私の知っている範囲でFIVってこんなウイルスっていうのを、
お伝えしておこうと思います。
FIVは
☆人には移りません。
☆なめ合ったくらいでは感染しません。
☆同居している猫同士、時に争うことがあっても、歯を立てない程度の軽い喧嘩では普通は感染することはありません。
病気のステージ
☆エイズには人の場合も猫の場合もそれぞれ、いくつかのステージがあり、病気は一定の順序に従って発症していく。これは、免疫システムが一挙に破壊されるのではなく、順々に壊されていくためである。
急性期:1か月~1年 発熱、リンパの腫れ
無症状キャリア期:2年~4年またはそれ以上 無症状
PGL期:1~2か月 全身のリンパの腫れ
エイズ関連症候群:1年、またはそれ以上 さまざまな慢性の病気、口内炎が多発
エイズ:数か月 激しい痩せ、重い感染症、または悪性腫瘍
日本の猫の平均12%がFIVに感染している。
血液検査で、血液の中にエイズウィルスに対する抗体が発見されれば感染している。しかし、FIVに感染しているからといって、すぐに死ぬわけではない。病気の状態を的確につかんで、治療の面で先手先手を打つことができれば、結果的に長生きさせることも十分可能で、事実、、そういう例もたくさんある。
タイムの感染ルートは分かりません。
だけど、タイムの性格上、喧嘩により感染ということはないと思います。
ならば、交尾中に、雄猫に首筋を思い切り咬まれた為なのか。
タイムがどれだけ長く生きられるかの保証は全くありませんが、
こういうことを理解してくださり、
タイムだけに愛情を注いでくださる方に飼い主様になっていただきたいと思います。
現在のわが家での状況は、
本当におっとり、マイペースな性格で、とても人懐こいです。
もちろん、ほかの猫に喧嘩を吹っ掛けるようなことがないため、
わが家の猫たちともフリーで生活できています。
仕事などで、長い時間留守にするとき、人間の目が行き届かない時などは、
ケージに入ってもらっています。
子猫に授乳していた当初は体重が2.5キロほどでしたが、
今は、子育ても終わり、ご飯もたくさん食べていて自分の身になっているので、
3キロ位になりました。
推定1~2歳くらいです。
3種混合ワクチン接種済。
近日中に、不妊手術予定です。
募集サイトへはまだ載せていませんので、
気になる方は、
までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
猫のエイズ―FIV感染をめぐって