ヒューマンドラマにチャレンジのお正月 | 講演依頼専用公式ブログ〜1センチでも前へ!笹森理絵です〜

ヒューマンドラマにチャレンジのお正月

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年が明けて一週間経ちました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

私も本日から活動再開です。

お正月休み中は、シンドラーのリストを見ていました。
日頃、ドキュメンタリーしか見ない私ですが、ヒューマンドラマにチャレンジしてみたくて。
事実としてのホロコーストやシンドラーのリストを知ってはいますが、映画になったときに、果たして私には登場人物の機微がわかるのかどうか、試してみようかと。
何しろ子どもの頃から、オチがわからない、機微がわからない…ので、ストーリーを追い切らないままわからないままに終わった映画は数知れず。

今回は見る前と見た後に、レビューやWikiで調べて何とかポイントはわかったような気がします。
三時間を超える淡々としたモノクロ映画で、残虐なシーンも多く、正直、見続けるのは大変なことでした。

放蕩者で野心の強い実業家シンドラーに何があって、命のリストを作らせたのか…。
予習復習したので、多分、そこかなあということはわかりました。
多分…ですけど(^_^;)
相変わらず、ヒューマンドラマはわかりにくいながら、今はネットでレビューなどでオチがわかるので、助かります。

でも、最後にモノクロから現代を表すカラーに切り替わり、シンドラーが救った人や子孫がたくさん出てきたときには嬉しかったです。

私にはシンドラーと同じことはきっとできない。たとえお金がたくさんあったとしても、利他的に考えて、あんなふうに交渉して粘ることができるかどうか…。
人を守ることの難しさと勇気とその大切さがそこにはあった気がします。

長い長い映画でしたが、見てよかったと思います。
今の日本を考えるに、近代史をしっかり学び直す必要を考えさせられます。
私たちが子どもの頃、歴史を学校で学ぶものの古代や中世、江戸時代はしっかりやるのに、どうも近代史はそこそこで終わってしまい、なぜ、今の私たちに自由や享楽があるのか、何より平和があるのか、その大切さを見落としがちな気がしています。
世界史、日本史共に近代を学ぶことは、今の私たちの未来に向けて必要なことだと実感させられます。

そういう意味でも、シンドラーのリスト、見て良かったです。

幼い頃からアンネの日記を数え切れないほど読み返し、アウシュビッツ収容所の本も読みましたが、映画を見ることで、当時の服装や社会の雰囲気を、目で感じることもできました。


他人の心を知ること、推測することは難しいですが、知ろうとする努力は様々な形で続けたいと思いました。