自殺島 4 森 恒二 (著) | [ridiaの書評]こんな本を読んだ。[読書感想文]

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でました、第四巻。




海上保安庁っぽい船に攻撃された(というか追い返された)リョウが凹みまくり。


なげやりになって、ほっといてくれよ・・・っていじけてる。


こどもか!っていじけかた。プチひきこもり。




そもそもここに送られてきてるのは幼稚なこどもっぽい性格のひとばっかりなんで、基本的に思考回路も行動も幼稚なんだよね。


他者とのコミュニケーションが容易にはかれるような人間性なら自殺常習者にはならない。





Post DATE: 2010/12/10

価格:¥ 540

発売日:2010-11-29





























それはそうと。


島から脱出しようとしたら容赦なく銃撃されるという事実に対してはみんな総じて反応が薄い。




リョウも凹んでるのは「自分にはミッションを成功させることができなかった。無力だった」ことについてだし、セイをはじめとする居残り組も「リョウが怪我して戻ってきた。他の人も死んじゃった」ことについては憂鬱そうだけど、この島から脱出が不可能ってことに関してはさほどこだわってないみたい。




わたしだったら一生この島から出られない・・・ってわかったら、そこについて一番考えるけどな。






まあ自殺常習者は「現在」ばっかりで「未来」を考える力がないらしいから仕方ないのかもね。




なんとか生きようとするセイたちと自暴自棄になってる一派とはそこが根本的に相いれないところなのかも。




いつまでだかわからない長い間・・・下手したら何十年って規模で生活していかなくちゃいけないとしたら、もっとしっかりいろんな計画を立てて行動しないといけない。




セイが狩ってるシカだって有限だし、そのほかの雑多な物資も有限なうえに経年劣化するからね。


それらをどう継続的に調達していくか・・・?


そういうことも、本当はみんなで話し合って、考えながらやっていかなくちゃいけない。




次巻予告をみるかぎりでは「人食い」があらわれるらしいし、この分だと争って自滅しそうだからそんな先のことは考えなくていいのかもしれないね。






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