光源 桐野夏生 | [ridiaの書評]こんな本を読んだ。[読書感想文]

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小説作法というものがもしもこの世にあるならば、まるきり作法を無視した作品。
ジャンル分けが難しい小説だと思う。
なんというか、ものすごく「ありそうな話」に仕上がっている「あるわけ無い話」で、語りとしては傑作なのだと思う。


桐野 夏生 / 文藝春秋(2003/10/11)
Amazonランキング:52,934位
Amazonおすすめ度:
玄人向けかな
それぞれに違った光源がある
「こんな勝手なヤツラ見たことない!」



映画『ポートレイト24』を巡る物語。
しかし『ポートレイト24』は完成しない。
登場人物それぞれの思惑がすれ違い、エゴがぶつかりあい、それでいて「大人の決着」で仕舞いとなる。
事業(映画制作)が途中で頓挫してしまうことからプロジェクトXの逆バージョンともいわれる。