鍵事件2、いけぶくろはだいすきなのだ(後半) | Bygones/ 顔に泥がついている育児ブログ+css*

鍵事件2、いけぶくろはだいすきなのだ(後半)

りんはまだまだおっぱい大好きです。断乳から1年半経とうとしているんだけど、でもまだ触っていたい。


ていうか、舐めたい(笑)






私が乳をぽろ見せしていた時


※なんてことない、着替えようとしていただけです


※「ぽろん」という効果音はたぶん出ない大きさです


りんが口をあけて顔を乳に近づけて、ちょっと乳首をくわえました。それですぐ気が済んで離れました。




「ねえねえ、りんはなんでおっぱい舐めたいの?」


と私は改めて彼に訊いてみました。



りん:



















「ぎゅうにゅうがでるかなぁとおもって(・∀・)」















あなた牛乳嫌いで1滴も飲まないじゃないか











息子りん3歳5ヶ月児のブログ おむつの取れ切れていない幼児と、つわりまっただなかの妊婦の旅(後半)お付き合い願います。


前半はこっち です。



そうそう、信玄餅 ですが、ちょっとあたしにはまだ早かったようですw 意地で食べてますが・・・いくつかは吐いた(笑) 赤福は危険そう。

でも、「送りましょうか?」ってお声がけ、とってもうれしかったです。だからこそきちんと食べられる時に食べたい。


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私たちは新宿行きの電車に乗りました。私は用意してあった小さなガムの箱をりんに渡しました。

駄菓子屋によくあったような、「オレンジ」や「グレープ」のまんまるいガムの粒の入った小さな箱。


りんはそれを喜んで受け取りました。それで、『当たり』ではなかったのでちょっと残念そうだったけれど、

順番にそのガムを食べ始めました。


本当は、幼稚園から帰ってきたらおうちでおやつの時間なんです。

電車の中でものを食べるのはちょっと気が引けるし、わたしも仕事が忙しくてきちんと昼食を摂っていなかったので

どこかでゆっくりとお茶をしてもよかったのですが、もう午後2時。


午後5時にはもう一度この駅についていないと、電車はひどいラッシュになっています。平日だもの。

途中でトイレに寄ったり、りんの歩く早さを考えると、あと3時間というのは決して余裕があるわけではありません。




たかだか池袋、通常40分で着くような場所に行くのになんて大げさなんだ、って思うかもしれないです。

だけど私のその日の気持ちは、りんとふたりきりでどこか北の町まで行方不明の夫を探しにいくようなものだったわけ(おいおい)





こういうの書くともろ育児ブログになっちゃって申し訳ないんですが、おむつ取りきれていないひとをパンツで移動させるのって

やっぱりちょっと勇気がいるんです。おしっこはまあ頻繁にトイレに行かせればいいわけなんですが、まだうんちは

おむつじゃないとできないひと。下手したら黙ってパンツにしちゃうかもしれない。そしてその床は自宅の床じゃない。


パンツはおむつほど根性がないので、そこが電車内とかだったらもう大変なことになりますよ。






かといって、これから2時間あまりの移動があるのに、グーン・ビックより大きなサイズ28個入りを買いたくはないですよ。







新宿までは、途中で電車を変えるとすごく早く着くのですが(これでどの線か判ってもコメント欄に書いちゃだめですよ)

わたしは強いてそのまま各駅停車で行きました。りんは駅に着くたびに「もうおりる?」と訊いてくるけど、

まだそこまでは飽きていない様子で、すれ違う特急や他の鉄道を見て全部名前を言って喜んでいました。


1歳2歳のときに比べれば、それはもう格段に安心して電車に乗せられるようになっています。


(「ぺ」しなくちゃだめだよ、と言ってあったのに「りんのおなかのなかにもうはいっちゃった」そうだ)





新宿駅についたら、埼京線で池袋へ。一駅です。

りんは池袋に行くときだけ乗れる埼京線に、わくわくです。で、あの長い階段を一生懸命上ります。


池袋に比べればまだましかもしれないけど、新宿駅もベビーカー・バギーにはあんまり温かくない駅だよね。

ホームによっては、車椅子の方々とかいちいち駅員さんを呼ばなければいけない。



池袋についたら、あらかじめ夫に貰っていた「店までの道」メールを開きます。

西口、マルイが見えるまでまっすぐ、交番のむかい。



新宿駅では足元るんるんだったりんの歩く速度が、どんどんゆっくりになってきました。りんは疲れるとそうなります。

きっとこの暑さのせいもあるな。


でも、決して『疲れた』と言わない。『だっこして』も言わない。黙って歩いてる。



「もうすぐパパのお店だからね」

「パパ、どこ?(・∀・)」

「もうちょっとだよ。赤いお店。何を飲みたい?」

「オレンジジュースがいい。あと、ハムのさんどいっち(・∀・)」


おやつがガムだけだったから、お腹もすいているようです。ちょうど3時。下手したら座るところがないな・・・。



でも、

















機会損失を避けるのが店長腕の見せ所だしね。

(機会損失を避けるのが店長の腕の見せ所=空席がない、売り物が売り切れている、売るための準備ができていない、等、

売り上げを上げる機会をいかにして避けるか、そのリスクをなくすために日々スタッフ教育や管理をしているか)



※あたしはお客さん数人に「いいよ、別に席空くまではカウンターで立って飲むからさ。帰らないよ。」と言わせたことがある


(もちろん、常連のおっさんたちだが そして不動産系 愛すべき上野のおやじたち













「パパぁ!!(・∀・)」









りんは、ピンクのエプロン(スタッフにも大不評)をつけたパパを見つけて大喜びでした。

パパはちょっとだけにっこりすると、いつもの店内業務をしています。


ひとによってはこの業界、「自分の店に家族や子供がくると恥ずかしくて嫌だ」と言ったりするものなんですが、

あたしは遊馬くんがそういう種類のひとではなことを知っています。




でなけりゃ店ごとに強いて自分の息子連れて行って見せびらかす・・・いや、紹介するようなことはしまい。




ジュースとアイスコーヒーとサンドイッチを買って、カウンタの見える席に座りました。ほぼ満席だった。

りんは最初は素直にハムサンドを食べていましたが、そのうちハムだけがいいと言い出してハムを食べました。

私はポテトとトマトのサンドを食べ、コーヒーを2,3口だけ飲み、申し訳ないけど後は残しました。

食べ物より飲み物のほうが危険なんです。(やはし出やすいというか)




静かにお茶。




というわけにはいかず。




りんは広い店内にかなり響きわたるでかい声で、



「パパ!なんでパパはおみせになったの?(・∀・)」



と繰り返していました。20回くらい(ごめん)。たぶん、なんでお店の人になったのか、と言っているんだよね。

あれがパパのお仕事なのだと説明したけれど、いまいち納得できていない様子でした。

パパと一緒に席につきたかったのかもしれないけれど、パパは私たちのところに鍵を持ってきただけでした。

時間帯的にもお店の状況的にも、休憩を取るのは無理そうです。




お店を出るときにまた少しだけ話をして、それから私たちは帰路に着きました。


あとはりんの眠気との戦い。寝られたら、運べない。


今度は山手線で新宿まで。席を譲って貰って、りんはそのまま寝そうになっています。

ほっぺたをつついたりしながらごまかして、極めつけに新宿駅の小田急ショップでNゲージ買って(通算5つめ。ひとつ1000円程度)

最後の電車に乗ります。


寝てもいいよ、と言ったけれど、Nゲージが以前から欲しかった種類の車両だったらしくておめめぱっちり。







15分ほど時間が過ぎたところで、りんがちい~さな声で言いました。











「・・・ち・・・・」










「なに!もういっかい言ってみて!?( ̄□ ̄;)!!」

(この反応ではトイレ苦手な子供にプレッシャーを与えるので、よいママは真似をしないでください)


「・・・なんでもないよ(・∀・)」






聞き逃すはずがない(でも聞きなおすんだが)。うんちって言った。


うんちって言った。


でもまだこれからって感じ(笑)


「次で降りようね。トイレに行こう。それまでだいじょうぶ?」

「うん・・・(・∀・)」





トイレでうんち、成功したのは過去3,4回だけだけど・・・


大人用の洋式のトイレにすわり、私に抱きつくようにして成功!!!



そりゃあもう、ほめましたとも(笑)








最寄り駅よりも手前の駅で降り、そこからバスに乗りました。そうすると、最寄駅よりももっとずっと自宅に近い場所まで

移動することができます。そこからだったら絶対歩ける。バス停でおにぎりをチャージして(ハムだけとかにするから腹が減るんだ)、

10分程度の移動。

一度この間に寝てしまったことがあったからちょっとはらはらしたけれど、今日の感想なんかを話しながら過ごし

無事、寝てしまう前に到着。



ゆっくりと歩き、自動販売機のジュースで乾杯(* ̄m ̄)プッ ピックルで・・・






自宅の部屋の鍵をあけたのは、ちょうど5時でした。


私は軽く夕食の支度をして倒れこみました・・・。りんは興奮の延長でぴんぴんしていましたが。

3時間が限界だったのは、りんではなくわたしのほうだったわけ。








りんは、結局最後まで一度も「疲れた」と言わなかった。



私たちは無事に家のドアを開けることができた、というわけで、この話にオチはありません。

あるとすれば、このことを通じて私が如何に反省せざるを得なかったか、ということです。



りんは別に「わがままを言わない子」じゃないです。人並みに、食べ物とミニカーに関しては人並み以上にわがままを言います。

歩くのは好きじゃないし、30分も同じ部屋にいるのも苦手です。


この日りんは本当にほとんどわがままを言わなかった。


きっと、家で過ごすよりずっとずっと疲れたけど、ずっとずっと楽しかったんだと思う。

そのことが、彼にわがままを言わせなかった。

前はもっとわがままも言いました。歩くのは嫌だとか、あれを買ってほしいとか、お菓子を欲しいだとか。

如何にそれまでの1ヶ月、私が彼を放置してきたかを思い知った気がしました。



我慢しようと思ったら我慢できちゃう子。それはいつかわがままをいえない子にしてしまうんじゃないか。

「わがまま」は時にひどく親を困らせるけれど、多少は言ってくれている間のほうが、そこ子の中でのバランスが

取れているんじゃないかと思うようになりました。


この日からまた1ヶ月経って、まだまだ横になったりお昼寝が必要だったり油にやられたりしている私ですが、

(正直、きつい日はほんとうにきつい)

それでも近所を一緒に散歩したり、プラレールを並べたり、朝と昼は同じようなものを食べることができたりして

言いすぎかもしれないですが、『空白の2ヶ月』を埋める努力をしています。


ほんと、食事すら彼ひとりで取っていたのです。3歳が、テレビを見ながら一人で。普通じゃない。








だけどさ、ほんとどうにもならない場合ってどうにもならないじゃない。入院しちゃったりとかしてさ。

幼稚園の送り迎えもできないような状況っていうのもあるわけじゃない。


上の子って、そういうの乗り越えなくちゃいけない運命なのかな。


そういうのが、「長男」とか「長女」という性格を形作る一端でもあるんだろうか。一端どころか、大いに。








長女手をあげて~ は~い


(夫も何気に長男)








もっとママが元気なときに、また池袋に行こうね。


今日は一緒に夕方から盆踊りに出かけます。幼稚園主催なのでがんばって行きますが、何気に私暗くなってからの外出って

3ヶ月ぶりくらいです。


どきどきします。



そこが、おしゃれなバーとかじゃなく、「アンパンマン音頭」とか流れている場所でも。