美食クラブ: Club Gastronómico Villa Estoril
ニカラグアにも遂に出現!いたしました! 「美食クラブ」です。
本日はマナグア近郊の個人住宅の中で、ひっそり、しかし豪華に美味しく食べられる美食クラブ「ビージャ・エストリル」(Club Gastronómico Villa Estoril)に、リカルドおじさんが日本人として初めて潜入し、美食を堪能してきたお話です。
オーナー・シェフによれば、これはレストランではなく、「美食を普及するための空間」なんだそうです。レストランではないので、レストランの看板はありませんし、そもそも場所はオーナー・シェフの個人住宅です。
美食クラブを始めてまだ3~4ヶ月だそうですが、これまでは友人・知人だけを対象にやっていたものを、つい最近、一般の人々も対象にして始めたそうですので、まだ全くその存在を知られていません。逸早く知ったリカルドおじさんが、日本人第一号の栄に浴したわけです。
美食クラブ「ビージャ・エストリル」の全景と正面玄関。
個人住宅ですので、内部はレストランのようにテーブルがいくつも配置されているわけではありません。個人住宅の様式のままです。それにしてもこのリビング・ルームは豪華。家具・調度品は全てヨーロッパから取り寄せたものだそうです。
食卓はやはり個人住宅の食卓そのままです。確かに、レストランに来たというより、お金持ちの家の食事に個人的に招かれたような感覚になります。
物理的には18名まで座れるそうですが、オーナー・シェフ独りで切り盛りしているので、せいぜい10人までしか対応できないであろうと語っていました。普通はこの人数以内の複数で申し込まねばならないのですが、今回は特別にリカルドおじさん独りでも対応してくれました。同じ時間に他に客はおらず、独りでひっそり、豪華に、そしてオーナー・シェフと時折話しながら楽しく食事をさせて頂いた次第です。
レストランのように現場でメニューを見て選ぶことはできません。予約の際にメニューを頼んでおく必要があり、当日はテーブルの上にお品書きが置かれています。尤も、リカルドおじさんは事前にメニューを決めろと言われてもよく分からないので、「お任せ」で頼んでおいたら、今日行ってみると下の写真のお品書きが置かれていました。
テーブルの上に置かれた食皿ですが、これは19世紀のものだそうです。
さて、そこで本日リカルドおじさんが食べた食事です。
エントラーダ(前菜)は海老詰めクレープですが、これは絶品!(お品書きを訳すのが面倒なので、スペイン語の分かる方は前出のお品書きの写真をクリックして拡大して確認して下さい。)
プリメル・プラトとその接写です。リゾットですが、軽い酸味があって微妙な味。これも美味いです。
セグンド・プラトとその接写。要するにメイン・ディッシュです。牛肉です。このソースの味は好き好きかもしれません。何かちょっとメキシコのモレの味を思い出しました。リカルドおじさんはこの味は好きです。
これがポストレ、すなわちデザートです。これもクレープで、前菜もクレープだったのが少々気になりましたが、もちろん味は全然違いますから、文句はありません。このデザートも確かに美味い。お薦めです。
さて、オーナー・シェフに登場して頂きましょう。ジョアン・メンデス(João Mendes)さん、ポルトガル人です。とても感じの良いジェントルマンです。ただ、むちゃくちゃポルトガル語訛りのスペイン語を話すので、聞き取りづらいことがある。
ワインもけっこう取り揃えてあります。ポルトガル人と伺ったので、「Dão」(ダン)を置いているかと尋ねたら、ちゃんとありましたよ。注文はしてませんが。
さてさて、ここまで書いてきて、リカルドおじさんは今とても迷っています。この美食クラブ「ビージャ・エストリル」の所在地を明かすかどうかについてです。ニカラグア国外の読者にとっては、そんなことはどうでもいい話ですが、ニカラグア国内に居住する日本人読者にとっては気になるところでしょう。
まぁ、いいでしょう。食べること以外に大して楽しみの持てる国ではないので、有用情報は共有するとの精神で、えいやぁ!で、お教えします(→こちら です)。
ただし、食べに行こうとされる方は、以下の点に御留意下さい。
(1)少なくとも2~3日前に予約が必要(突如行っても断られるでしょう。レストランではないのです)。
(2)通常は1~2名の予約は受けてつけてくれない(但し、交渉の余地あり)。
(3)クレジット・カードや小切手は受け付けてくれない、現金のみ。
最後に気になるお値段ですが、これが意外にリーズナブルです。リカルドおじさんが食べた前出写真の食事全部で、500コルドバ(約2200円)でした。
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