この角度と構図のチナンデガ

　１月３０日（土）、リカルドおじさんは北西部のチナンデガ（Chinandega）市に行って参りました。ニカラグアの中ではかなり大きな街のひとつです。マナグアから約１３０Km、車で約２時間の地点にあります。

　ニカラグアが綿花の大生産国、大輸出国であった１９５０、６０年代には、この地域一帯には綿畑が広がり、ニカラグアの経済的中心地として活況を呈していたそうです。今は、綿花産業もなくなり、かつての活況は失われましたが、それでもまだこの地域は大規模農業の中心ですから、チナンデガはニカラグアの中では賑やかな街のひとつでしょう。

　ただ、リカルドおじさんは、これまでも何度かチナンデガに行っていますが、あまり頻繁に足を向ける気にはなりません。

　第一の理由が、とにかく暑い！のです。マナグアも暑いけれど、常にマナグアの気温より２～３度高いのです。今日もマナグアは３３度くらいでしたが、チナンデガは３５度でした。今日は雲ひとつない快晴で絶好の撮影日和でしたが、この暑さはたまりません。

　もうひとつの理由は、街が雑然としてあまり綺麗ではない点です。ニカラグアの他の街が整然として綺麗という意味ではありませんが、チナンデガは「中でも特に雑然としている」感じが、あまり良い印象を与えないのです。例えば、下の写真のような感じです。

　とは言っても、やはり自分の住む国ニカラグアの街ですから、できるだけ綺麗な形で写真に残しておきたい、そして紹介したいという気持ちもありますので、今日は久しぶりに「この角度と構図」シリーズのためチナンデガに出かけてみた次第です。

　だいたい、教会をいろいろな角度で撮ると綺麗に見えるので、今日も教会を中心に撮りました。街が大きいだけあって、他の街の教区主座の中心的教会よりも大きな教会がいくつかあります。

　街の中心部にあるサンタ・アナ教会です。

　以下は、カルバリオ教会。

　グアダルーペ教会です。

　街はさほど綺麗ではないとは言いながら、リカルドおじさんにもこの街が好きな点はあるのです。やはり、何と言っても、この調子の良いニカラグア版クンビア、何度かこのブログでご紹介しましたが、クンビア・チナンデガーナ（→こちら 。いつ聴いてもいい曲です）の街であるということ。この曲はニカラグア・プロ野球チーム「チナンデガ・タイガース」の公式歌でもあるそうです。

　そして、この街から噴煙を上げる活火山サン・クリストバルが見えることです。

　←　ワンクリック、お願いします。
にほんブログ村