本日はコンチャ・ネグラでございます
雨季のさなか、昨日までマナグアは太陽の出ないどんよりした曇り空が3日間も連続しました。全国的にもほぼ同じだったようです。そして、本日7月12日(日)、ようやくマナグアに晴れ間が戻りました。
ところで、週末に全くマナグアを出ないとリカルドおじさんはストレスが溜まります。前回マナグアを出たのはテリカ温泉 を探しに行った6月28日(日)でしたが、その次の週末はあれやこれやで出ることができず、今回の週末も昨日の土曜は野暮用で出られず。
土日の両日とも外出したいと思うほどの元気はなくなってきていますが、両日とも出られずマナグアにじっとしているのは結構辛いものがあります。この街は何もないですからね。特に、つまらない用事で土日にマナグアに居なければならないのは本当に不愉快です。
しかし、本日、ようやくマナグアの外に出られるチャンスが巡って来ました。天気もいい。
前夜から何処にいくか検討した結果、もう何度も行った場所ですが、エル・ベレロ(El Velero)海岸に行くことにしました。目的はひとつ。コンチャ・ネグラ(concha negra)を食べるためです。
コンチャ・ネグラはセビーチェにして食べます。マナグア市内の魚介レストランで稀にメニューにあることもありますが、なかなかマナグアでは食べられません。コンチャ・ネグラ自体は市内のウェンベス市場あたりに行けば売っていますが、いつのものかは定かではありません。
コンチャ・ネグラは海岸で食べるに限ります。そのためにはエル・ベレロがマナグアからなら一番近いかと思います。そもそもレオン県、チナンデガ県のマングローブの生い茂った海岸で獲れるため、ニカラグア北部の太平洋岸では新鮮なものがありますが、南部側には少ないようです。
マナグアも晴れましたが、この辺りも晴れていました。曇った海岸に行くほど馬鹿馬鹿しいことはありません。海岸に来て正解でした。
さて、コンチャ・ネグラを売るおばちゃんを探さねばなりませんが、これがなかなか見つからない。前回来た時は簡単に見つかったのに。頭の上に洗面器を乗せたおばちゃんが居れば、それがコンチャ・ネグラ売りです。あちこち探してやっと見つけました。
これがコンチャ・ネグラです。日本ではちょっと見かけない貝で、貝殻部分に毛が生えています。
それをナイフでこじ開けて中味を取り出します。液体の色は貝の中から出てくる液体の自然の色です。
リモン、玉ねぎの微塵切り、トマト、お好みによってはチレを入れます。目の前で作る即席のセビーチェですね。
作業している風景です。
はい、出来ました。
これですよ。コンチャ・ネグラのセビーチェ。コリコリした貝の食感、ほどよい酸味、堪りません。こんな海岸でさほど衛生上清潔ともいえないような物を食べて大丈夫かって? 全く問題なし。腹を壊したことなど一度もありません。
これで40コルドバ(200円)です。やはり前回来た時より高くなっています。しかし、マナグアでは普通食べられないものを、現場に来て新鮮な状態で食べられることを考えれば、来る価値は十分あります。200円のものを食べるのに、ガソリン代は往復2000円でした。
これがリカルドおじさんにコンチャ・ネグラを食べさせてくれたチーム。家族だそうです。特に、右端のおばあちゃんは、その話し方からけっこうな教養人と見ました。どうもありがとう。
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