昨日、退院しました。
一昨日、急に「明日、退院出来ますよ。」と言われ、バタバタと退院!
抗生剤が点滴から内服に変わったら、確かに入院している必要もないかも。
実は、私の入院中、同じ病院に伯父も入院していたので(伯父は今日元気に退院しました。)、親戚がお見舞いに来てはお互いの病室を行ったり来たり・・復活してからは、ちょっと楽しかったです(≧▽≦)
退院の日は、待ち合わせをして、母と妹と甥・ゆうと、伯母と叔母とイトコ2人と大勢でランチをしてきました。
入院中にテレビで「バンビ~ノ!」
を観て、パスタが食べたくてたまらなかった私。
ニンニクとオリーブオイルたっぷりのパスタが食べたーい!ということで「蛸と菜の花のオーリオ」を生パスタでオーダー。
すっごくおいしかった~。
ゆうともご機嫌で(爆笑する6ヶ月児!)、同年代のイトコたちともいろいろ話せて、とても楽しい時間を過ごして家に帰ってきました♪
今回は17日間の入院でした。 (結局、ずっと個室。)
長い!
軽い感染症だったらここまで時間はかからなかったみたいだけど、復活してから詳しく話を聞いたところ、尿路感染(腎盂腎炎)から血液中に細菌が流れる「敗血症」になってしまったらしく、結構大変なことになっていたらしいです。
私の症状やCRPの値などを聞いて、妹も「もうだめだと思った。」らしい・・・( ̄□ ̄;)
感染を起こした原因や経路というのははっきりしないらしく、防ぎようがないそうです。 手洗い・うがい・マスクはきっちり守っていたのに・・・今回は関係なかった
ただ、腎臓から膀胱への尿管へのWJカテーテルを留置していると感染はしやすいそうです。 (なので、高熱中にすぐに新しいものに交換したのです。)
でも、これを入れないでいると私の場合は腹膜播種で尿管がつぶされてもっと危ないことになる。
細菌も、誰でもある程度細菌は持っていて、健康な状態だったら尿と一緒に流れるのだけど、長引く抗がん剤治療と「がん」そのものをおなかに持っているということで免疫力が下がっているために、今回のように重い症状になってしまったということもあるとのこと。
退院してもしばらく抗生剤の内服は続けることになりました。
そうなると、「家で安静にしていた方がいいのですか?」と聞いたところ、「その必要はありませんよ。」とのこと。
今回、敗血症にまでなってしまったからと言って、また感染症を引き起こしやすくなったワケでもなく、防ぎようもなく、「また高熱が出るようなことがあったら早く病院に連絡を下さい。」ということです。
そして、もちろん抗がん剤はまたもや延期です。
連休明けの外来で検査をして、状態がよければその翌週から始める・・という予定。
入院中にCTを撮りました。
レントゲンで胸水が増えていることが判明し、おしりの痛みが強くなり、また感染で腎臓から膿が出ていないかどうかを調べるためです。
結果は、胸水は確かに僅かながら増えているが、肺・肝ともにキレイ。
腹部の播種については、CTで分かる範囲では良くも悪くも変化はあまりなし。
腎臓からの膿も出ていない。
・・ということだったのですが、不安・不安です。
実際に痛みが強くなっていることと、体を屈むと苦しく感じるのですから。
早く抗がん剤を投与してすっきりしたいなー!
痛みについては、塩酸モルヒネ粉末から「パシーフ」
というカプセルの麻薬系の痛み止めに変わりました。
今までは塩酸モルヒネ粉末5mg×3回(8時間毎)とレスキューでオプソ5mgを2回ほど飲んでいたため、結果25mg/dayだったので、一日一回のパシーフ(30mg/day)に変更。
速攻性のある続性疼痛治療剤とのこと。 一日一回で済むのはラクです。(^-^)/
ただ、まだ慣れないためか、それでも夕方になるとちょっと痛みがあります。
8キロ増えた体重は元に戻りましたっv(^-^)v
体重の増加は下半身のむくみ。 これも腎機能に影響があったかららしい。
脚もすっきり戻りました。 (といっても相変わらず左脚が太い。)
それに、巨大化したストマもかわいくなりました^^
これは何だったのだろう・・・。
復活してから、食堂で友達と楽しく話していたりすると、 「若い人は元気でいいわねー。すぐに良くなるわよっ。」「明るくて元気でいいわねぇ。」と、おばさま方に言われちゃいました。
もちろん悪意はないことは分かっているのだけど(逆に励ましてくれているんですよね。)、なんだかフクザツな気持ち。
話を聞いていると、術後間もない方や抗がん剤を始めたばかりの方。
私はもう1年半以上も治療をずっと続けていていつまで経ってもマーカーも下がらないし、病院もすっかり常連さんになってしまった。 堂々と病棟を歩く姿が元気に見えるのかな?
感染症からは幸い生還したけど、「本業」がまだまだ・・なのになー。
・・・という気持ちを、3年目看護師・Yちゃんとの雑談でちょっとグチりました。
すると、話を聞いてくれた看護師・Yちゃんが、
「知らない患者さんは今の明るいれひさんを見てそう思うかもしれないけど、私たちスタッフは、れひさんが今まで大変な思いをして乗り越えてきていることや、今治療のことで悩んでいることもちゃんと分かっていますよ。」と。
看護師・Yちゃん、私が手術入院したときはまだ1年目で、いかにも「新米看護師」でした。
でも、1年半前の「最初からの私」を知っていてくれる。
こんなことを言ってくれるなんて、看護師・Yちゃんも随分看護師として成長したなーと思いつつ、嬉しくてちょっと涙が出ちゃいました。