気になっていた美術家・会田誠氏の本を読んだ。氏、いわく、
「だってマトモで間違ってないこと(をとりあえず目指すの)は、世間一般の流儀で、そこら中に溢れかえっているじゃないですか。せめて美術くらいは「誤謬のワンダーランド」でありたい、と。ぶっちゃけ、美術なんて間違ってても面白けりゃーいいんです。」
誤謬のワンダーランド!!んだんだ!!
ネットやら何やら、人が群がるところはいつも正論ダラケで、ちょっとでも間違おうもんなら叩く、という今日この頃ですが。
正しいこととか理想論なんて、人間の性質を考えればすぐわかるわけで。
誰にでも受け入れられる意見なんてつまらないに決まっとる。
むしろそういう正論を振りかざして、自頭で考えない大勢から騙し取る商売人ばっかじゃねーか!
綺麗なものを「キレイ!」というのはアホでもできること。なんだかわからないものに「これすんげーかも!」と価値を見出せるのが人間のすんばらしいとこでしょうよ。
そうしてのっぴきならない憤りがとぐろ巻いたら、まず独行だ。世間は無視。
アリtoキリギリスのキリギリス的になろうとも、理解されなければ友達いなくなって良し、モテずに恋人できなくて良しと開き直って、
正しい考えも間違った考えも無視して、自分の考えでやったろうやないか。
そうやって独断的に成された、「おまえ、それ、変だよ!」ってものがもっといっぱい増えればいいな。
その方が楽し。