フンデルトヴァッサーの本読んで、途方もないアイデアを思いついてしまいまして。現時点では単なる絵空事でしかないですが、想像してみると楽しいのでいいかと。
全開ギュパーなってる脳内物質に任せて長文になってしまいますが、先に読んでくれた方、もっけだの!と言っておきます。
写真は、フンデルトヴァッサーがデザインした建物です。結論から言ってしまうと、こんなような独創的な建物ばかりの街とか県があったらむちゃくちゃかっこいいやんけ!ということで。
ひとまず、フンデルトヴァッサーの建築についてですが。
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オーストリアの画家であるフンデルトヴァッサーが、テレビ番組に出演した際、彼は自分の夢を「植物と共に生きる家を作ること」と語った。
家の模型を作り、人々に「植物と共に生きてこそ人間は、よりよい生活を送ることができる」と訴えた。
その熱い思いに当時のウィーン市長が応じ、フンデルトヴァッサーに自然と共生する公共住宅の建設を依頼した。
フンデルトヴァッサーがイメージした建物は、従来の建築理論と相容れない常識外れのものであったため、いろいろ紆余曲折ったが、ついにフンデルトヴァッサー・ハウスが完成。
専門家の中には悪趣味だという意見もあったが、入居希望者が殺到し、大評判となり、今に至る。
完成から30年が経とうとしているが、訪れた人を楽しませるカラフルでリズミカルな外観、至る所に植えられた植物は成長を続けている。
当時、一緒に作業した建築家は「彼は建築家ではなかったが、哲学者だった。自分の造りたい家のビジョンをしっかり持っていた。例えば家を建てると地面がなくなる。その代わりに屋上に地面を作り、植物を植える。これが重要だ」と語る。
中の階段は彼が大好きだった渦巻模様。壁の至る所にカラフルで遊び心あふれるモチーフが描かれている。屋根やベランダには木が生い茂り、建物の中にも緑がいっぱい。廊下や壁は緩やかに波打っている。これは作るときは大変な苦労があったといわれている。
一緒に作業した建築家は「職人たちは何度言っても平らで直角な壁を作ってしまう。僕とフンデルトヴァッサーは夜中にハンマーを持って角ばっているところを壊していった。柔らかい雰囲気を出したかった」と回顧する。
子供たちのプレイルームは、床が滑り台のように波打っている。平らな床は機械のためのもの。人間のための床は大地のようにうねっていなくてはならないとフンデルトヴァッサーは言った。
廊下では子供たちが壁に落書きすることもできる。実はこの壁は漆喰でできていて塗り直しが可能。
フンデルトヴァッサーは家そのものが変化し、成長していくことを願った。住民たちには部屋の中を自由に作り変えていいといった。
自然と共に生きる家、フンデルトヴァッサーの夢はようやく現実のものとなった。
(wikiより)
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これ読んだら宮崎駿師匠が作った保育園を思い出したんだが、ジブリ美術館は『フンデルトヴァッサーのような(思想を取り込んだ)建物にしたい』って言って作ってたのね。どうりで。
大阪にはフンデルトヴァッサーがデザインした建物が3つあるみたいなんだけど、残念なことに「税金の無駄遣い」とか言われたりしてるみたいで。その感覚が無駄遣いにさせてるんじゃないか!と毒づきたくもなりますが。
で。自分は地元の山形県ベースで考えるんだけど。
裏日本と呼ばれて歴史の檜舞台に踊り出ることもなく、観光資源だとか文化遺産といったものは当然少ないわけで。外国人に「山形と京都だったらどっち行きたい?」って聞いたらそりゃもう。
そういうわけで「過去」を売りにするのは難しい県なので、これから創ってくもんは大事なわけで。
やっぱり、クラゲに特化した加茂水族館みたいに、独自のカラーを色濃くしてくべきだなーと思うんですが。
そこへこのフンデルトヴァッサーの建造物。「自然と共に生きる家」!
前々から日本の最近の家屋ってなんだかな。。と思っていたんだが、「自然と共に生きる家」と聞いてなるほど!と思いまして。
いくら都会で最高にかっこいい建物を建てたところで、一歩退いて見てみれば、両脇がビル。景観で見れば美しくなりようがないでしょう。
そこへきて自然だらけの山形県。アメリカの落水荘や、隈研吾氏の竹の家、愛媛の臥龍山荘みたいな建築をすることだっていくらでも可能でしょう!コストは置いといて!
いや、待てよ。山間部に行くと雪がひどいからな。。ここでも雪がネックになるか。。
しかし、その風土も踏まえて、山形県における独自の「自然と共に生きる家」が作れたら、そしてその建築で暮らす人が増えてったら、これはむちゃくちゃかっこいい県になるやんか!
名建築の都・山形と呼ばれるのもアリだな。。とひとり想像と鼻を膨らませておりました。
しかし、やはりそこは現実的に、コストと労力という部分があり。
最近の家屋のダサさはそこから来てると思うんですが。そこは生活かかってるからどうしようもないところであり。
何を優先させるかといったら、当然コスト第一。美しさや思想といったものは二の次。
コストかけずに地方独自の建築をする良い方法は無いもんですかね、建築家さん、大工さん。
おそ松くんみたいに六つ子だったら、自分の分身を一体、建築分野に送りこんで、シュヴァルの理想宮みたいなの作ってみたいもんですが、なにぶんひとつの身しか持ち合わせておらず。
この件に関しては途方もなさすぎて、優先順位が上に食い込んでくるのはまだまだ先でしょうから、じっくり考えてみます。
良い案あったら教えてください諸先輩方!