リサイクルショップを始めた理由4。「弱点を受け入れて自分の価値にする。」 | リサイクルショップ開業応援★江口武志のブログ

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毎日更新!!アパレル2代目社長
ファッションに特化したリユースショップと
Sサイズ専門セレクトショップのことや
経営での気づきなどをゆるーく書いていきます♪

こんにちは、
リユースを始めた理由を書き始めたのはいいのですが、このシリーズ長くなりそうです(笑)


アパレル社長の江口です。


ド素人集団でお店を運営し、何とか少しずつ売上も上がってきたお店でした。でも1人だけ全く接客をしないスタッフがいたのです。それは中国人の謝さんでした。


リサイクルショップを始めた理由3。「売ることが出来ない!ド素人集団」
(クリックするとページが開きます。)

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(レジ側から見た店内です。天井が高くて電球も自分達では替えることができませんでした~)



いつものとおりお客様に声をかけない謝さんに「なぜお客様に声をかけないの?」と聞いてみると…


謝さんの答えは、
「私、日本語ヘタだから恥ずかしい。」
というものでした!


すごくシンプルな答えでした。こんな時、あなたならどんなアドバイスしますか?

「一緒に日本語の練習をしよう。教えてあげるよ。」とか「接客で困ったらすぐに呼んで。」とかでしょうか?私だったらそんなアドバイスをしていたかもしれません。


でも社長である父からのアドバイスはすごくシンプルなものでした。
「謝さんは中国人だよね?だったら日本語ヘタでいいじゃん。お客様に私中国人だから日本語ヘタなんです。って言ってごらん。」


えっ~~~!!そんなこと言うの恥ずかしいじゃん!と思ったのですが素直な謝さんは行動に移しました。お客様がご来店され、商品を見ていると…そのお客様に近づいた謝さんがいきなり、「私日本語ヘタでしょ?」って、お客様はびっくりしてこの人何言ってんだぁ?って顔をします。すると謝さんは続いて「私中国人なんです。」と言います。


日本人って優しい人が多いですよね。だからほとんどのお客様はこう言ってくれます。「いやいや中国人なのに日本語お上手ですよ。日本に来てどれくらいなんですか?」そして謝さんが答えます。そんなやりとりをしているとだんだんお客様との距離が近くなっているのです。


伝わっていますか?


接客で一番大変なのは最初のアプローチです。アプローチでうまくいくとその後の接客がスムーズにいきます。そのアプローチが最初の会話のやりとりで出来てたんですね。


自分の弱点や恥ずかしいと思っていたことを受け入れて、素直に行動することで独自の価値になっていました。中国人で日本語が下手な彼女だからこその強みでした。なんかエクスマやサポーター論と似ていますね♪


そうやって接客に自信を持ち、楽しさを知った謝さんはどんどん成長していきます。もともとモデルみたいにスタイルが良くて綺麗な人でしたからお客様のファンもどんどん増えていきました。そして彼女1人で毎月400万円以上も売れるようになったのです。


そして新しくシャンタルトーマスが大好きなスタッフも入り、オープンして1年後、ついにお店の売上も月1000万円を超えることができ、ようやく黒字化することができたのです。


そんなホッとしたのもつかの間、また事件が発生しました!


お店の営業が終わり、皆で帰ろうとしていた時、1人のスタッフがこう言ったのです。
「あれっ?財布に入れていたお金がなくなってる!」



今日は以上です。
次回に続きます。
リサイクルショップいつ出てくるのかな?(笑)