お店視点!買取りと委託のメリット・デメリット  | リサイクルショップ開業応援★江口武志のブログ

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毎日更新!!アパレル2代目社長
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経営での気づきなどをゆるーく書いていきます♪

こんばんは
リサイクルショップの開業応援をしています。
リサイクルショップ社長
江口武志です。

今日は商品の買取りと委託のメリット、デメリットをお店側の視点から書いてみます。

一言で表現すると
「ハイリスク、ハイリターンの買取り!ローリスク、ローリターンの委託!」となります。


買取りのメリット

一番は粗利が高いことです。
洋服の場合、一般的に問屋さんやメーカーから新品の商品を仕入れると粗利益率は40%~60%くらいになります。例えば5,000円で仕入れた商品を10,000円で売ると粗利50%になります。
リサイクルショップの買取りの場合は、例えば100円で仕入れたものを1,000円で売ったりすることもありますので、その場合は粗利90%となります。ラグジュアリブランドではない洋服の場合は最低でも80%の粗利は確保します。


委託のメリット

在庫のリスクがないことです。
委託販売の場合は粗利はそんなに高くありません。お客様から商品をお預かりしてお客様の代わりに販売します。売れた時に手数料をいただき、残りをお客様へお支払いします。もしも売れなくて残ってしまった場合はお客様への返却ができます。その代わり、粗利が低いです。例えば10,000円で商品が売れた場合、6,000円をお客様へお支払いするとお店は4,000円の手数料をいただきます。粗利40%となります。


買取りのデメリット

在庫のリスクが発生する。盗難品が持ち込まれる可能性が委託よりも高い。
売れない在庫がお店に溜まっていくとあっという間にお店が汚くなってしまいます。自分がお金を出して購入した商品をなかなか処分することができません。ある一定期間経過しても売れない商品は処分するか、他に卸すか、などの出口を決めておくことが必要になります。

あとこの前のブログでも書きましたら、盗品を現金にしたいという人はすぐにお金になる可能性が高い買取りに持っていきます。わざわざ委託に預けてまたお店にお金を取りに来るようなリスクはおかさないからです。


委託のデメリット

粗利が低い。価格のコントロールができない。
粗利の件は先ほど書きましたので割愛します。委託の場合、商品はお客様から預かっている商品なのでお店で勝手に販売価格を変えることができません。(事前にお客様の了承を得ていればOK)


というわけでリサイクルショップの買い取りも委託もそれぞれメリット、デメリットがあります。お店によっては買い取りも委託も行なっていてお客様に選んでもらうお店もあります。

お客様も1円でも高く売りたい方、安くてもいいから全部引き取ってもらいたい方、商品の価値を認めてもらいたい方、などなどお客様よってその目的も違うます。買い取りと委託を使い分けてお客様に喜んでいただくお店作りを目指してください♪

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