金子茂二の絵本 デンキノチカラ(1) 464 | 郷愁倶楽部

金子茂二の絵本 デンキノチカラ(1) 464




金子茂二の絵本
デンキノチカラ



幼女の友のイラストレーター、金子茂二。
昭和16年に出た絵本です。


電気01
金子茂二 郷愁倶楽部 郷愁のイラストレーション

電気02
講談社の絵本 デンキノチカラ
絵・金子茂二 文・柚木卯馬
昭和16年8月 大日本雄弁会講談社発行





夕飯がすみました
お家の人がみんな揃って
電灯の下でラジオを聴いています。
金子茂二 郷愁倶楽部 郷愁のイラストレーション
電気03

日本も電気自由化の時代になるようです。
右側のデンワ
下がっている電話帳の厚さを見ると
ある程度普及していたようですね。
昔は、「呼び」と言って、電話のない家では、
近くの家の電話番号を知らせといて
呼び出してもらうこともありました(笑)

暖かい色の白熱電燈も
過去のものになるようです。



電気機関車が着きました。
電気時計の下には
電気で走る荷物車も走っています。
金子茂二 郷愁倶楽部 郷愁のイラストレーション
電気04



子供が大喜びでエスカレーターに乗っています。
たくさんのお客を乗せたエレベーターも
二階に着きました。
どちらも電気の力で動きます。
金子茂二 郷愁倶楽部 郷愁のイラストレーション
電気05

デパートのようです。
着物姿の女性が多いですね。

エスカレーターがデパートに初登場したのは
日本橋 三越のようで、
1914年(大正3年)のことです。

見開きページのノドの部分にかかって
読みにくいですが
挙國一致の文字が
時代を表していますネ。




きれい・かわいい のお手伝いの瀬戸楠葉さん、読者登録ありがとうございました。
アトリエROMANのナランさん、読者登録ありがとうございました。

INDEX50前次NEW