乙女ごころ 日本民謡色紙(三)336
乙女ごころ
日本民謡色紙(三)
聞いてやさしき 見てこわそうな
咲いて易しいばらの花
大日本雄弁会講談社発行の
少女俱楽部 昭和11年4月号に掲載の
日本民謡色紙より
何度かに分けて掲載しています。
乙女
乙女可愛や 米とぎあげて
水でつくらう ほつれ髪
心 大和の国俚謡
はやる簪(かんざし) 髪形(かみかたち)より
素直な心が 美しい。
ばらの花
きいてやさしき みてこはさうな
咲いて易しいばらの花
島田
髪を島田に 結うより女子(おなご)
心 島田に もて女子
いちばん古い江戸時代の民謡集に見える民謡の一つ。
少女の心をうたへるもの。
毒消し売り
粋な菅笠 きたうみの
匂いもゆかし あから顔
毒消はよござんすかねえ。
紺の手ッ甲 草鞋がけ
浮いた都を ながし目に
毒消はよござんすかねえ。
馬売り
泣けてしまへど いとしの黒馬(あお)よ
明日は馬市 汝(われ)売りに
仔馬見せよか 燕麦(からすむぎ)やろか
なまじ、月夜の きりぎりす。
*「昭和は日本の青春時代![君も♪今日からは僕らの仲間♪]『太陽がくれた季節』と
【タイガーマスク】」の本間正幸さん、読者登録、ありがとうございました。
*「続!カバさん歩」のカバさん、読者登録、ありがとうございました。