肉ばなれ(挫傷)の治療
肉ばなれは、筋肉になんらかの大きな力が加わることにより、筋繊維に損傷を受けた状態のことを言います。
筋損傷は程度によって以下のように分けられます。
~I度損傷~
筋繊維の断裂はなく筋細胞の微小損傷。
筋力や可動域制限をきたすことは少ないが損傷部に違和感と痛みを伴う。
~II度損傷~
部分断裂であり、完全には断裂していない。筋収縮は可能であるが痛みのため収縮させられないことがある。
内出血や腫れを伴うこともある。
~III度損傷~
完全に断裂しているもの。筋腹間に陥凹があり、筋の収縮は不可能。
一度の外力で断裂することは少なく、肉ばなれを繰り返した後に起こると考えられている。
よく『肉ばなれ』と『完全断裂』がごっちゃになっている方が多いように思われます。
俗にいう肉ばなれは、I度もしくはII度損傷で、しっかりと早期に治療を行えば予後も良好です。
肉ばなれは治癒過程で、損傷した筋と筋をくっつける接着剤の役割をする瘢痕(はんこん)組織を形成します。
瘢痕組織とは、カサブタのような組織で筋組織に比べ硬く、柔軟性に欠けています。
一方筋組織は、収縮・弛緩することで関節を動かします。
そのため柔軟性があり、これが関節や筋の機能に深く関わってくるのです。
この柔軟性がある筋組織の中に硬い瘢痕組織があるとどうでしょうか?
筋の動きは悪くなり本来の力を発揮することはできません。
それだけでなく、瘢痕組織と筋組織のつなぎ目は繊維の違いにより再び肉ばなれをおこしやすくなります。
すると、瘢痕組織周囲に新たな瘢痕組織が形成され、それはだんだん大きくなっていきます。
これは放置しておけば置くほど硬くなり、圧勝治らなくなってしまうため、早期に治療を受けることをお勧めします。
当院での肉離れの治療
1.手技によるマッサージ療法
血流の流れを改善させ自然治癒力を高めます。
硬くなった患部周囲の筋組織をほぐし、癒着した筋膜をリリースすることで筋組織本来の柔軟性を取り戻します。
2.超音波治療
急性期(受傷後24時間~72時間)は炎症を抑え、慢性期には温熱療法により血流を改善し瘢痕組織を取り除きます。
3.鍼灸治療
損傷部に微細な傷をつけることにより血流を患部へ集め、自然治癒力を急速に高めます。
手技療法に比べ刺激が強く患部に直接アプローチしやすいため即効性が期待できます。
4.ストレッチ療法
ストレッチにより硬くなった筋組織を緩めます。
※ストレッチはある程度回復した段階で行いますのでご自身で判断せず必ずスタッフにご相談ください
鍼灸整骨院 Repair -リペア-
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