気温も低いし…と思っていたら金曜日30°超えるみたいです
残暑かな
気温の差に気をつけましょう
今回のブログは
『筋肉をほぐしても膝が伸びない?』
ブログを読んで膝の屈曲拘縮へアプローチしたのですが、なかなか改善しません
なにが原因なのでしょう?
と柔道整復師の方からご相談がありました
アライメントなど詳しくお聞き出来なかったので、膝が伸びなくなる屈曲拘縮に対して構造的なものを詳しく書いていきます
膝の屈曲拘縮では外側ハムストリングスによる下腿外旋が起こり膝が伸びない…
これも膝関節屈曲拘縮が起こる原因になりますが、薄筋や縫工筋、内転筋群が優位になっていても膝関節屈曲拘縮が起こることもあります
外側ハムストリングスだけが原因ではないということです
下腿の外旋を制御しているのが
外側側副靭帯 がいそくそくふくじんたい
弓状靭帯 きゅうじょうじんたい
ファベラ腓骨靭帯 ひこつじんたい
後外側関節包 こうがいそくかんせつほう
膝窩筋 しつかきん
膝窩筋腱
膝窩腓骨靭帯 しつかひこつじんたい
下の赤で書かれたものは3つ合わせて膝窩筋複合体と呼ばれます
これまでは上記の筋肉や靭帯で下腿の外旋を制御しているといわれていましたが現在では特に
外側側副靭帯
膝窩筋複合体
が重要に作用しているとされています
作用は膝の内反など筋肉や靭帯で独自なものもあります
下腿の外旋に関しては
外側側副靭帯は伸展から60°の範囲で制御
膝窩筋複合体は全可動域で制御しています
ということは下腿の外旋が起こるということは膝窩筋複合体が機能低下していることに繋がりますね
この機能低下が損傷によるものだとしたら?
修復段階でまわりの靭帯との癒着をしてしまうこともあります
癒着により独自の作用が軽減して一つの動作しか出来ないこともあります
もしもこのような状態が以前から続いていたら?
膝をかばう歩行になってしまい、癒着が改善しない状態も考えられますね
さらに歩行時に膝関節内反や脛骨の外旋が起こるような後外側回旋不安定性(PLRI)も引き起こることもあります
こういった症状があるならばこの膝窩筋複合体や外側側副靭帯へのアプローチをしないと筋肉をほぐしても膝の屈曲拘縮は変わりません
Qアングルの評価やスクリューホームムーブメント、骨盤の評価と膝関節の可動域を細かく評価してどこに原因がありそうか?
推論をたてアプローチしてみてください
また細かいこと、マニアックなことなどあればメッセージをいただければお答え出来る範囲で対応させていただきます
膝関節…難しいですよね
歩行や走行でも違ってきますし
でも歩行で使うからこそ正しく使えるように出来れば負担を減らして長い期間ご自身の筋力や関節で歩行出来ますからね
症状を改善出来るようにお互い頑張りましょうね
今日も差し入れをいただきました
チョコパイのお餅バージョンみたいなお菓子です
チョコと餅の組み合わせってすごく美味しいんですよね
いつも差し入れをありがとうございます
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