関係性を作るときにスペックは言わない方がいい | 小樽の老舗の寿司屋 おたる政寿司 中村圭助のブログ 

小樽の老舗の寿司屋 おたる政寿司 中村圭助のブログ 

小樽の情報や寿司の豆知識等伝えて行きたいと思います

こんにちは
小樽の寿司屋、おたる政寿司の三代目の中村圭助です。

シルバーウィーク中日です。爆発的な忙しさは無いものの、1日中ずっと満席です‼︎ほんとにスタッフのみんなが頑張ってくれてありがたい‼︎

関係性を作るときはスペックは言う必要ない

「うちの店はおいしいですよ!」

「○○産、限定、一日に何本しか取れない」

「最高の、至極の、」

こういうのって、お店側としては伝えたい情報なんです‼︎

だって、それがこだわりだから…

でもね、世の中規模で見てみたらそういうことばってインターネット上でも、折り込みチラシの中でも、看板でも、どこにでも使われている言葉なんです。

お客さんにとってはもうあまり関係ないかも…

お客さんに選んでもらうためには何らかの共感が必要なんです

うちの店の場合はね、

「なんか高そう‼︎」

「いくら取られるか怖くて入りづらい‼︎」

「老舗の寿司屋だから怖そうな板前がいたらやだなぁ‼︎」

こういう心理がお客さんの不安なんです。だからそれを取り除くことが共感につながるんです‼︎

顔を出したブラックボードは共感を作りやすい

そこで考えたのがこれ
↓  ↓
{3F1E124D-5790-43E0-80BF-963454A78D14:01}
社長型ブラックボード

ここにはお勧めのネタも旬のネタも何も書いていません‼︎これがポイント‼︎

書いてある事は
「カウンターでもセットのメニューも頼めますよ‼︎板前がひと手間かけて提供します。お気軽にお入り下さい」
まとめるとこんな感じです。

これがあるだけでお店の入店率が劇的に変わります‼︎

このブラックボードに書いてあるのは、お客様の不安を解消する情報なんです‼︎

それが共感につながり、「この店で食べたい‼︎」って思いにつながります。

僕は毎日、子供の幼稚園のお迎えのためにお店の外で10分ぐらいぼーっとして待っているんです‼︎

ほとんどのお客さんはいろんなお店の前でメニューを見ています‼︎

うちの店の前に来たときに、この人型ブラックボードを見て、ちょっと盛り上がってお店に入ってきます‼︎

お客さんはお店のこだわりなんて見ていないんです‼︎

さらに
記念写真をとっているお客さんもいますからね‼︎

だから、お客さんと関係性をつくるときにはスペックは必要ありません。共感をつくることが大切です。