こんにちは
小樽の寿司屋、おたる政寿司の三代目の中村圭助です。
例年だったら、「さくらます」が美味しくなってくる頃ですが、ぜんぜん入荷しません。
「さくらます」は文字通り春を告げる魚として、３月から５月後半までとれる魚です。ヤマメが海に降りると「さくらます」になります。さっぱりした中にも脂がのっていて、寿司や刺身にしても美味しいし、焼き物にも向いた魚です。
釣り好きのスタッフも「さくらます」を釣りに何度も出かけていますが、成果がない状態です。これは、魚がいないのか、釣りが下手なのか?
答えは、両方です（笑）
ウソです！！
市場の関係者に問い合わせてみたところ、今年は「さくらます」がまったくとれていないとのことです。現在取れているのは、東北、青森の一部、道内では太平洋でほんの少しだけ取れていて、小樽を含む日本海はまったくとれていないのが現状です。
日本海は、トドやアザラシが大量にいるので魚はよってきません。
スタッフも巨大な「さくらます」がヒット！！したと思ったら、アザラシの頭が見えて逃げられたようです。
困りました。
僕は、さくらますを〆たり、焼いたり、づけにするのがすきだったので・・・・
早く、お店で安定してつかいたいのですが希望は少なそうです。
今年も海の異変はたくさんありそうです。
旬の魚があるときは、確実に食べておきましょう。