人の生涯の長さ
人の生涯について
人の生涯を長さに表すと、果たしてどの位になるのだろう?
普段このようなことを考えませんので、今日はご一緒に考えていきましょう。
皆さんは人の生涯をどの位の長さだと想像されますか?
人の生涯って長いようで短いような・・・短いようで長いような・・・どっちなのでしょう?
例えば、自分が辛く苦しい時は、とても長く感じますよね。
笑える日が来るのだろうか?など思ったりします。
でも、時間が経ち暫くすると笑える自分がいます。
また順風満帆な時は、人生そのものが楽しく、この世はバラ色!と思ったのも束の間・・・
ということはありませんか?
こう考えると、人の生涯って長いようで短いし、短いようで長いものです。
仏さまは「人の生涯は瞬(まばた)き」のようなものと表現されてます。
まばたきは、目と目がほんの一瞬だけ閉じる瞬間ですよね。
それが「人の生涯」の時間的長さであるというのです。
人の生涯は、一瞬にして終わる「夢・幻」のようなものである、ということなんですね。
仏さまは、人の生涯を「魂の生涯」の中の一部だと教えてあります。
魂は、過去から生死を繰り返していく中で、人の生涯は「まばたきみたいなもの」というのです。
人の生涯は、まばたきみたいなものだから、苦しいこと・辛いこともいついつまでも続くわけがないと。
また物事が万事都合よくいっている時でも、何時までも続くわけがない。
このことを捉えておきたいものです。
そして大事なことは、人の生涯は夢・幻のようなもので、一瞬にして終わりを遂げるはかないもの。
だからこそ、人の生涯で大事なことは何か?を捉えておきたいものです。
そのことを示されているのが仏様であり、仏教であり、法華経の中にあります。