同じ金儲けでも儲け方が色々あるものです | 人として生きる上で大切なこと 「こころのものさし」

同じ金儲けでも儲け方が色々あるものです

                         御 教 歌


            銭もうけ へらへら踊り うらやまし


             けなりがりても 何になるぞい





 高利貸しで楽々と儲かったお金で遊ぶ・・・


 こういう生活を羨(うらや)ましがって何になるというのか!


 所詮、俄(にわか)儲けに俄の影がさすというものである。


このように仰せいただいた御教歌です。



上の句に「躍(おど)り」とありますが、銭儲けをして浮かれ飛び跳ねる、という意味です。



それともう一つに江戸時代の高利貸しの一つで、利子を二重に取り立てるやり方を言います。



そのようにして、金を貸しては不当なやり方で利息をもぎ取り、潤った生活をしていくことです。



本日の教えでは、金儲けすることが云々ではなく、その儲け方を問題にしておられるのです。



確かに、私達は潤った生活に憧(あこが)れるものですし、華やかな生活をしてみたいものです。



立派な家に住み、美味しいものを食べ三昧、気に入った洋服は買いたい放題、そして外車を乗り回す・・・



このような生活を、一度は味わって見たいものですね。



ただし、自分が良い思いをしたいがために、人に対し高利貸しをして、おまけに不当な利息までむしり取ってでも利をむさぼろうとする生き方が、人として如何なものか・・ということです。



では、どこに問題があるのか・・?と言いますと



 「物事には全て道理がある」


 (物事には全て破ってはいけないルールがあるはず)



ということです。



道理に向かう刃(やいば)なし・・・で、



如何なる人も道理には勝てないし、道筋を守り通していくのが本来の人の道なのです。



御指南にも



「われに利あれば彼に損あり、必ず報ふ。」



「自分に利があれば必ず相手に損がいくのは、物の道理である。」



このように、人としての「物の道理」を教えていただいていますから、人として恥ずかしくない生き方を身に付けていくことが、まことに大事なことなのです。



そのことを仰せいただいた御教歌です。



  小牧清立住職のイラスト


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