Copyright ID : HJPI320600000850 by Japan Photographic Copyright Association ©Hirokazu Takayama
珈琲好きなら・・・
自家焙煎。
これからのスタンダードになるか??
珈琲を自分で煎る??
珈琲好きでも、なかなかそこまで考えはいたらないもんだ。
3年前の自分がそうだった。
でも、やればできる。
パン焼きを持っているでしょ。
精米器で玄米を磨くでしょ。
銀杏を煎ったりするでしょ。
じつは
そんな日常とさほど変わらないのである。
これを↓
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こんな風に↓焼くだけなんだから・・・
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昨日は、たった¥2,000の焙煎網について語ったが、
今日は、¥69,800の電動焙煎機である。
電動式やガス式の焙煎マシーンをずっと物色していたのだが、
今年の初め頃に、小型で、目障りじゃない焙煎機が登場したので、
5月に買ってみた。
およそ半年近く使ったことになるので、
そろそろ、感想をまとめたい。
まず・・・
消費電力/1300W。
これは結構な消費エネルギーである。
高負荷の電化製品を、同系列のコンセントで使用すれば、
一発でブレーカーが落ちる。
と言っても、なんのことはない。これ専用の電気系統を探して、
そこだけで、これだけを使用すれば良いので問題なし。
電気代がどの程度、上がったのか、その辺は不明。
出力音/65dB
こんな音圧では、まったく問題なし。
温度調節/0~250度
1度刻みで調整できるその性能は素晴らしいが、そんな小刻みに調整する必要もない。
通常は240度で使用中。
本体重量/5.5キロ
小学生でも気軽に移動できるほど軽量なので、場所を選ばず。
焙煎能力/最大300グラム
ここがポイント。既出の家庭用焙煎機は200グラム程度までしか、焙煎できなかったが、これは300。
この違いはそうとうにありがたい。MAXの300グラムを焙煎しても、焼きムラはあまり目立たず。
素人レベルではまったくもって、問題無し!
使い勝手
ハンドローストとの違いは、その調整の難しさにある。
直火に網をかざして振るだけなら、いつでも焙煎をストップすることが可能で、
その後、扇風機で急速冷却をしてやれば、かなりの確立で焙煎を強制的にとめることができる。
一方、この機械は、設定温度にミスがあった場合、容赦なく焙煎が進行する。
強制的にヒーターをとめても、豆を外に出さない限り、余熱で、ジャンジャン焦げていく。
したがって、焙煎中にいい焼き具合!と思ったところで、ヒーターをストップしたら、
間違いなく、焦げる。指でつぶせるほどの豆粒炭ができあがる。
蛇足だが、「炭焼きコーヒー」と言われる豆ってのは、
備長炭などの炭を使って焼いたからではなく、この焼きすぎた炭のような状態の豆のことを言うのではないか??そんな誤解をするくらいの炭珈琲ができあがるので、要注意。
これを回避するための方策として、やっていることは、
1.焙煎中に機械から離れる場合、セットした焙煎時間よりも2分ほど早めの時間設定をしたタイマーを首からぶら下げて立ち去る。首のタイマーが鳴りだしたら、すぐに駆けつけて、焼き具合を見極める。
2.セット時間よりも早く、焙煎が進行しているようだったら、早めにヒーターを強制停止し、豆を取り出す。
この場合、軍手をしなければ、火傷をするほど高温なので、注意が必要。
3.扇風機は近くに必ずスタンバイ。取り出したら、すぐに扇風機で冷やす。
今まで、100回ほど、詳細なデータを記録したが、
連続的に異なる豆を焙煎する際、庫内の温度が異なるため、過去の履歴はあてにならない。
庫内が常温になるまで待てば良いのだが、そんな暇もないし・・・
左右される諸条件が多すぎるので、少しでも一定基準を設けたい。
豆の量は常に300グラム。
温度は240。
このくらいのルールを作っておかないと、
スタンバイ温度も違うし、
豆の種類も違うし、
豆のコンディションだって違う
この面倒な作業を均一化できないのである。
焙煎を始めるにあたり、最初からマシンを使うのはやめたほうがいい。
網を使って直火から。
この作業を経て、豆の特質や香りの変化を身体に覚えさせてからのほうがいい。
しかし、7万円くらいの、こんな単純なつくりの機械で、
こんなに楽しめるのだから、やめられない、とまらない!
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