さて、身近にも高線量のものがあります。
煙霧で舞い上がった砂埃だったり、サッシのサンにたまったゴミだったり・・・
ですが生きているものとなると?
もともと濃縮しやすいものでありますが、苔類などがあります。
吹き溜まりや側溝に生えているものはもちろん高い数値がでるのでしょうが
このように良く見かけるブロック塀に発生しているような苔はどうなのでしょう。
お二人のポスターを横目に採取をいたします。
昨日まで雨が降っていましたので、それなりに湿った状態ですね。
含水率は数値に大きく影響します。
(もちろん乾燥しているほうがキロあたりの数値は高くなります)
100ml容器に充填いたします。
測定をいたします。
ものの数十秒で、あああ・・・という感じです。
結果はこちらになります。
単位が「kBq/kg」キロベクレルなので注意してください。
存在比率もぴったりです。分りやすい結果となりました。
このような高濃度のものを一般ゴミで出すのもためらわれるところですが、
埃を含んだゴミ、落ち葉なども同じように一般ゴミとして回収、焼却されているのが現実です。
改めて、ものすごい量の放射性物質が格納容器の中に詰まっていたのだな、と…
このような気になる(高そうな)ものを測定してみたいという方がおりましたら
上にもある専用の100ml容器を差し上げますのでおっしゃってください。
(文章 座間放射能測定室)