今年もまたこの日を迎えました。

国と国民を守るために尊い命を捧げた数多の英霊、そして犠牲となった数多の無辜な人々に対し衷心より哀悼の意を捧げます。

あの日以来今日に至るまで、日本人は戦後レジームの中で敗戦国として、誇りと自信を失い続ける日々を生きて行かざるを得ませんでした。

しかし今、覇権をかけた新たな冷戦ともいうべき世界を巻き込での米中対立の激化、移民・難民問題に端を発したイギリスのブレグジットを始め社会的不安定化や経済的停滞に大きく揺れる欧州、中東情勢の不安定化と出口の見えない北朝鮮の非核化、露骨な反日政策により日米韓同盟から離間しようとする韓国、加えて新コロナの蔓延による世界的な社会・経済の少なからぬ混乱等々、第二次世界大戦後の世界秩序は至る所で綻びを呈し、世界はキナ臭ささを伴ながら再び大いなる変化の時を迎えようとしています。

日本にとっては真の独立国家となる千載一遇のチャンスであるとともに、一歩間違えれば先の大戦以上の災厄と混乱に覆われかねない危険を孕む状況が続いています。

だからこそ、日本はこのレジームチェンジに備えて着実かつしたたかに態勢を整えて行かなければなりません。

 

今ここにある危機をしっかりと直視し、たとえ険しい茨の道であっても、国家と国民の安寧のために我々は未来に向かって進んで行かなければらないのです。

そうでなくては、この国のために命を捧げた数多の英霊と犠牲となった無辜の人々に対し申し訳が立ちません。

二度も国を滅ぼすことは許されないのです。

黙祷