こんばんは。

 

魂響書占 たまゆらしょせん 恵理子です。

 

 

2週間ほど前まで よく見聞きして

先週 私が家族に対してよく発した言葉が

 

今日のタイトル 

 

「コントロール」

 

 

皆さん 「コントロール」と聞いて

どんなイメージを持ちますか?

 

 

私は「コントロール」とカタカナで見ると

心理的な意味合いのイメージが強くて

 

「一方的な力の押しつけがある」

 

ように感じます。

 

 

コントロールを日本語にすると

制御 調節 と書かれていて 

それだと

 

「どちらの力も調合しあっている」

 

ように感じます。

 

 

そして

 

「あぁ どちらのコントロールも出来事として感じてきたなぁ」

 

と思いました。

 

 

 

さて ではまず1枚目のカード

 

 

カードの絵をじっと見て

思い浮かぶ言葉や文字 イメージがあれば

ぜひ大切にしてくださいひらめき電球

 

 

 

(藍)サイキックタロットカード 

紫7 Stand Your Ground 立場の固守

 

本心  表明 貫く

 

あなたは 自分らしく行動し 

その姿勢を貫き通せる人です

 

「本当は私はこうしたい!こうする!」

という思いが確かに心にありますね

 

もし今 心にモヤモヤした想いがあるならば

その本心が外に出たがっているサインです

 

本当の自分を出すには怖さもあるでしょうが

少しずつ 本来の自分を表明してみましょう 

 

その方が心が楽になるはずです

 

 

~ たまゆら占いより ~

 

 

 

今までも書いてきたように

私は幼い頃から父の言うことをよく聞く子でした。

 

堅実な父のやり方は間違いがなく 

当然失敗もなく

周囲からも「いい子」と評されることが多く

その生き方が当然だ

と 私は思って生きてきました。

 

 

でも いい子の私は

問題がないのをいいことに

自分でも気づかないうちに

 

「父に(誰かに)それでいいよ

 と言われなければ安心して動けない」

 

「自分が本当はどうしたいのか? 

 何がいいのか? 決められない」

 

そんな 周りにとっては動かしやすく 

言うことを聞かせやすい

良く言えば 従順だけど

 

都合の「いい子」 

大人になってからは「いい人」

 

になっていたと思うのです。

 

 

 

父が私や他の家族にしたアドバイスや提案は

もちろん 私や家族にとって 

「その時のベストだと思うもの」でした。

 

もし 私が違う案に決めようとしたり

「それは違うと思う 本当はこうしたい」

と言おうとするなら

父の淋しそうな顔 または 怒りを暗に感じてね。

 

 

母は父とはまったく逆の性質で

父の言うやり方をしない出来ない母が

父に怒られ続けているのを見て来て

 

「父の言うことを聞かないと大変!

 怖いことになる!」

 

そんな風にも受け取っていたのだと思います。

 

 

なので 

自分でも望んで

丸く穏便におさめるためにも

父の言う通りにするのが1番だった。

 

 

 

私も自分で”親”をやってみて思うのだけど

子供が自分の考えの中にいてくれると

親としては安心なのね。

 

 

「こうするのがいいと思うよ。」

 

と子供には提案風に言いつつ

 

「お前がそうするなら私は安心だから。」

 

という気持ちが確かにあった。

 

 

「自分が安心したいから」という理由が

提案やアドバイスの裏側にはあったよね。

 

 

私も子供たちに 

淋しさや怒りの表情を上乗せして

どうしても自分が安心安全でいたい時は

命令口調で 一方的な押しつけの

コントロールになっていたと思う。

 

 

「お前のために」

と子供のことを考えているようで

思っていたのは親の自分の安心安全。

 

「子供自身」を信じてなかった。

 

 

 

先日 父と息子との間で

こんなやりとりがあったのね。

 

 

息子は「俺は今 お腹がすいてない!」

 

と言っていたのに

 

父は「そんなことはないだろう。お腹すいてるはずだ!」

 

だから

 

「外に行ってご飯を食べておいで」

 

と父は息子を外食に行かせようとしてた。

 

 

息子は

 

「本当にお腹はすいてないんだよ。

 じぃじは なんで信じないの?」 

 

と言ってたの。

 

 

お腹がすいているだろう 

と気遣う父の優しさはわかる。

 

食べに行っておいで

と言ってくれるのも嬉しい言葉ではある。

 

 

「だけどね 

 本当にお腹すいてないんだよ!

 行きたくないんだ!

 その今の俺の気持ちをわかって

 信じてくれた方が嬉しいよ!!」

 

ってこと。

 

 

 

父はこうして 

自分のモノサシで物事を測り

 

「こうに違いない!」

 

と考えた1番の案を提示する。

 

 

アドバイス 提案 と言っているけれど

 

「自分が言う通りにしてほしい!」

 

という意を同時に強く感じる。

 

 

 

息子がハッキリと言ったように

父の提案を受け取らなければ

「コントロール」にはならないな 

と思ったの。

 

自分では「本当はそうしたくない」のに

相手の提案やアドバイスを受け容れた時

「コントロール」が成立するんだな と。

 

 

 

母はずっと

 

「お父さんの言うことを聞かないと怖いから」

 

と言いながら 

父のコントロールを甘んじて受け

私の目から見ると すっかり

 

「何も考えられず 

 なんでも父に決めてもらおうとする母」

 

になった。

 

 

でも 本当は 

母は母のやりたいやり方があったんだよね。

 

 

それを今 

認知症の症状をうまく使って

自分にとって都合の悪いことは

「すっ飛んじゃった~」と忘れ

自分のやり方でやりたいように強引に押し進め 

ことごとく父に反抗している。

 

 

この様子が 

 

「母は”じぶん”らしく生きている」

 

と見えるようになった。

 

 

母の認知症は 

母が本当にしたい生き方を助けてくれいるんじゃないか

と私は思っているの。

 

 

(藍)サイキックタロットカード 

紫7 Stand Your Ground 立場の固守

 

 

 

コレは 以前

 

「母の認知症に対してどう対応したらよいか?」

 

という父の質問でカードリーディングをした時

母自身が自分で引いたカードなのね。

 

 

あの時

 

「どうコントロールしようが 

 私はわたしのやり方で行くわ!」

 

という母の心の叫びであり 

宣言のように感じたんだよね。

 

 

 

父も このカードの絵を見て納得していたのだけれど

 

人は 人生の最後には

自分のやりたいように生きたいものなんだ

 

と思うのです。

 

 

 

私も父とまったく同じように

子供たちをコントロールしていた頃

息子と娘は ことあるごとに

 

「ママ どうしたらいい?」

 

と私に聞きに来てたっけ。

 

 

何をしたらいいか 

どれを選べばいいか

 

子供たちは自分で考えられなくなっていたのね。

 

 

でも その頃の私は

指示を出す親としての自分と

しっかり者の父を重ね合わせて

コントロールだなんてこれっぽっちも思わず

そのやり方でいいと思ってiました。

 

 

 

5年前(2012年)に別居して 

コントロールママがいなくなったら

子供たちは 自分で考え 

自分で決めなければならず 

なので 失敗もした。

 

 

だけど

 

「私がいなくなったらどうなるだろう…?」

 

なんていう心配や不安をよそに 

失敗もちゃんと糧にしながら

2人は本当にたくましくなりました。

 

 

 

私も 段々父に

父とは全然違う形で

自分の考えを表明するようになったのね。

 

言ってみれば 

とっても遅~い反抗期^^;

 

 

 

今では 両親 私 息子 娘は 

親と子 祖父母と孫 という立場を越えて

一個人として 

対等に相談したり 話し合ったりしています。

 

 

 

「自分で考えられること」

「自分で選択し 決められること」

 

が大切なんだよね。

 

 

 

たとえ 人からの良いアドバイスや提案があったとしても

 

「それは違うと思う」

 

と自分自身にとってのベストはなにか

を考えて決められるのも大切。

 

 

人の言うことばかりを受け容れて

考えもせず なんの選択もせず 

鵜呑みにしていたら

「じぶん」がわからなくなっちゃう。

 

 

 

別居して 

子供たちがたくましくなってから 私は

 

「自分がじぶんのことをわからなくなっていた」

 

ことにやっと気づいたのでした。

 

 

 

そういう意味で もう1枚 

「コントロール」の象徴的なカードはコレ。

 

 

 

(橙)ソウルメイトカード 18 

Spontaneity ありのままに

 

 

火が燃えています

 

これは自分の心の中の

「じぶん」という火

 

 

コントロールを受け容れたら

この火は消えてしまう

 

この自分の火を消すことなく保ち続けられるか

 

 

「ありのままのじぶん」がわかっているからこそ

火を燃やし続けられる

 

 

そんなイメージです。

 

 

だけど本当は 

じぶんの火は消えることはないのだろうけれど。

 

その時の気持ちで

「消えてしまった」とか「燃やし続けている」と

自分で勝手に思ってしまうだけのことで。

 

 

 

コントロールを受けるかどうかでもないね。

 

コントロールするもされるも 

結局は自分で決めて受け容れたこと。

 

 

 

コントロールはあっていい

 

コントロールがあるから 

色々感じることが出来るのだし

 

コントロールの中にいれば 

安全に生きられる

 

安心を知ることだって 大事

 

コントロールが嫌になったら 

対処を変えればいい

 

言葉をぶつけあって 

やりあったっていい

 

 

それは「じぶんの火」が何かがわかったってことだから

誇りに思えばいい

 

そうして お互いに

「じぶんの火」を保つことを大切にしていければいい

 

 

 

先週は家族と「コントロール」について

かなり色々ぶつけ合いました。

 

寂しさや怒りを感じたくなくて

それこそ自分で気持ちを抑えてコントロールしてきたけれど

親はそんなに小さくない。

 

 

コントロールの向こう側にあるのは

2枚のカードからも感じるように 

力強くてたくましい

 

大きな信頼 

 

なのだろうと今は思います。

 

 

 

参照: 

 

「心配する」という生き癖③

 

壊れたわたし(2)