こんばんは。

魂響書占 たまゆらしょせん 恵理子です。

 

 

今日は娘の誕生日。

18歳になりました。

 

 

18年前の今日のことは

場面場面 妙にリアルに覚えています。

 

 

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

 

妊婦検診中 ずっと先生に言われていたの。

 

「あなたみたいな人は 

 家で産んじゃう可能性があるから

 陣痛が来た!と思ったらとにかくすぐに病院に来て!」

 

初産の息子の時も入院して5時間半で出産という

超安産のスピード出産だったし

子宮口が開きやすい体質とかなんとか言われた気がする。

 

 

それが 18年前の今日の早朝5時半 

パチンという音で目が覚め

まさかの破水から始まるというね。

 

この時 まだ出産予定日の3週間前だったの。

 

産まれることはないだろうけれど

夫の出張が続いていて不在だったので

「まぁ 念のために」と

義両親に泊まりに来てもらってたのね。

 

ホント よかった。

 

あの時1人だったら 幼い息子もいたし

どうなっていたんだろう。

 

義母が寝ている息子と家に残り

義父が車で私を病院に送ってくれて。

 

早朝で寒くて 車のガラスが真っ白で

破水したのがわかってるから義父は急いでて 

前が完全に見えないまま出発したっけ。

 

無事に着いて 義父は一旦家に帰り

病院には当直の看護婦さんが1人。

 

「今先生呼び出して こっちに向かってますから」

 

と言われ 1人で病室で寝ていたらまもなく

ガーッと「下りてきた」感覚があって。

 

慌ててナースコールをしたら 看護婦さん

 

「もう 頭見えてるー!」

 

って 即 分娩室へ。

 

 

出産の前準備もなにもせず

到着した先生も白衣着る間もなく

 

破水から1時間半で 

娘は産まれてきました。

 

息子の時は「骨盤割れるー!(><;)」

と思った陣痛も覚えてなくて 

ヒッヒッ フ~ も 確か3回くらいで出ちゃった。

 

 

 

 

 

破水のパチンという音

 

お義父さんとお義母さんを起こしに行った時の驚いた顔

 

寝ている息子の顔

 

後部座席で横になりながら見た

運転する義父と真っ白のフロントガラス

 

ナースコールを必死で押した時の白い壁

 

白衣を着てない初めて見る先生^^

 

 

そんな場面をね

写真で撮ったかのように よく覚えてる

 

 

 

 

 

夜 息子が 

「ママといっしょにとまるー!!」ってきかなくて

大泣きしながらおばあちゃんにおんぶされて帰ったこと

 

病院の窓の外から 

しばらくその泣きわめき声が聞こえていたこと

 

 

これはビデオに撮ったようにね

 

 

 

 

 

退院する時には あの当直だった看護婦さんが

 

「実は あの時すっごく焦ってました~

 あんなに早く進んだお産 初めてで。

 でも私が焦ったら患者さんを不安にさせちゃうと思って

 必死で冷静を装ってました。」

 

と言っていてね

 

「2人共必死で同じだったね」

 

って一緒に笑い合ったっけ。

 

ありがとうございましたってさよならしたその時のことも

よく覚えてる

 

 

 

 

てんやわんやのまわりの人たちに反して

主人公の赤ちゃんの娘はずっとおとなしくてね

 

それでも鮮明に覚えているのが

私の小指をキュッと握った娘の小さな手

 

 

「今は私の小指を握るのが精いっぱいのこの小さな手

 でもきっとすぐに大きくなっちゃうんだろうな」

 

この感覚を覚えておきたいと

入院中毎日 小指を握らせてたのよね。

 

 

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

 

 

 

今じゃ手も身体のサイズも ほぼ私と変わらない娘。

 

あの小さかった手は 

私が弾けないギターを弾いて

これから音楽の道に進みます。

 

 

音を彩ると書いて 彩音(さやね)

 

 

「女の子だったら 絶対名前に”音(ね)”をつける

ってママは妊娠中に決めてたんだよ。

 

『うちは音楽で生きるよ』

ってお腹の中からママに伝えていたんだろうね。」

 

進学が決まった先月 娘とそんな話をしてました。

 

 

さっき娘にこれらの写真を写メで送ったら

「初めて見たびっくり」って言ってた。

 

えっ!? 見せたことなかったっけ?びっくり

 

 

今は分かれて住んでいる私たち。

 

今日は会えなかったので

また改めてゆっくり誕生会をするつもり。

 

その時はこのアルバムを見ながら

産まれたあの日のこと 娘に全部話してあげようっと(*^^*)