下記メッセージを読む前に
カードの絵をじっと見つめて
感じてみてください
思い浮かぶ言葉 文字 イメージはありませんか？
１番最初に目が行くのはどのモチーフ？
これからこの絵はどう変化するでしょう？
などなど 自由にチェックしてみてくださいね
少し時間が経ってから
現実の出来事と結びつくこともあるので
ご自分で受け取ったものを大切に
しばらく心に留め置くことをお勧めします
小さなわたしがベッドで眠る前に
ママはいつも絵本を読んでくれました
その頃 明るいピンク色が大好きだったわたし
表紙の紫がかったハートはくすんでいるような…
なぜか さみしそうに見えました
今ではマゼンタ色ってわかるそのハートを見ると
「愛は自由に空を飛べるのよ」
絵本の最後にそう言っていた優しいママの声が
はっきりと甦ってきます
絵本はこんなお話です
ひどく貧しい家のある男の子が
長い労働で疲れきり
夜 ほんの少しの食べ物で飢えをしのいだ後の
ほかの子に比べたら とっても短い睡眠時間を
毎日 心待ちにしてたのね
それはただ疲れをとるための眠りじゃなくて
男の子が眠っている間
男の子のハートはどこへでも好きな所に
飛んでいけたから
毎夜 男の子はマゼンタ色のハートとなって
大きく金の翼を広げ 行く先々で
優しい人々や動物や出来事に出会ったの
現実では毎日同じ仕事
貧しいまま 一生
ここにいなければいけないはずの男の子が
夢 とひと言で言ってしまうには
もったいないような素敵な体験をたくさんしてね
でも 日常の厳しい現実に不治の病が重なって
男の子はとうとう死んでしまったの
それでも 毎夜 自由に空を飛び
自分の愛をたくさん配り
様々な愛をたくさん受け取っていた男の子の死に顔には
厳しさや苦しさをみじんも感じさせることのない
穏やかな微笑みが浮かんでいたのでした
そんな 胸がきゅーんとするお話だった
この絵本はママのお気に入りだったけど
わたしはあんまり好きじゃなくってね
だって かなしいお話は苦手だったんだもの
けれど 今 わたしは
あの頃のママと同じように
子供のベッドに腰掛けて
この絵本を娘に読んでいます
どんなに辛い境遇でも
愛の気持ちは自由に持つことが出来る
配ることが出来る
受け取ることも出来る
それだけで 心は豊かでいられる
男の子は幸せだったんだなぁと
思えるようになったのは
大人になってからでした
「愛は自由に空を飛べるのよ」
絵本の最後に 私はあの頃のように
ママと同じことを言って本を閉じ
娘におやすみのキスをします
自由に空を飛ぶ愛は
必要な時 必要な人に
きっと 必ず届くのでしょう
男の子が毎夜体験したように
わたしがママから受け取ったように
わたしから娘へも 同じように
愛って 確かめたくなっちゃうもの
かもしれませんね
特に恋愛中とか。
自分の愛が相手に届いているか
相手から届けられているか
愛があるのか ないのか
証拠が欲しいって。
今日のカードの名前は
「愛を表現する」
カードの絵から感じるのは
ハートがただただ広い大空に
愛を放っているイメージです。
自分が愛を表現していることが大事で
その愛が届いているかどうか
あるかないかの証拠は関係ない感じ。
その様はとても自由で なんの制限もなく
自分自身が愛のエネルギーを解き放っている
そのこと自体を心から喜んでいる印象です。
お話の中の男の子は
そんな心持ちだったから
夜のハートの時だけでなく
日常の厳しい生活の中でも
人々にたくさんの愛を届け
自分に届けられるものが
たとえわずかな愛でも
感謝する日々だったのではないか
だから
安らかな永遠の眠りにつけたのではないか
と感じます。
愛の形も 表現も
人それぞれ様々あって
それが愛だったと相手に届くまでに
時間がかかることもありますね。
自分なりに その時の愛を
届けよう 表現しようとしていれば
いつでも豊かで幸せでいられるんだよ
と カードは言っているようです。
愛の響き 心の傷 癒し
自分の中にある愛を何らかの形で発したいのでは？
でも過去の心の傷が妨げとなって
「発するのが怖い」
と言う気持ちもあるのかもしれません
無理に愛を外に出そうとしなくても大丈夫ですよ
まずは心の傷の手当を先にしましょうね
あなたの心が癒されたら
自然と愛はあなたらしい響きとなって
静かに自然に外にあふれ出すでしょうから
～ たまゆら占いより ～
