先週 ネットでふと見た

ある映画情報

 

大いなる沈黙へ

グランド・シャルトルーズ修道院 

 

 

 

 

 

上映時間 2時間49分

 

… ながっ お尻痛くなりそう汗

 


音楽なし ナレーションなし 照明なし 

 

… へっ!?

 


撮影許可が下りるまで 16年 

 

… !!

 


修道院の中に入ったのは監督のみ 

 

… ビックリマーク

 


構想から完成まで 21年

 

… 叫び

 

 

 

「すごい映画!!

 

とは思ったけれど 予告を観ても正直 


「すごく観たい!!」 

 

という願望までにはならず

 

 

でも なんだかとっても 

 

気になる… (☆。☆)

 

 

「こういう時は行った方がいいんだよね」

 

 

このパターンで観に行って 

 

「あたり当たり

 

だったことが何度もあるから。

 

 

 

そして先日 

 

ちょうど東京に出る用事があったので

 

「ついでに」と観に行ってきました。

 

 

 

 

 

深読み大好きな私にしたら 

 

読み応えありありの

 

大好物的な映画と言えるかも。

 

 

ただ ストーリーがない

 

ドキュメンタリーはどうも…

 

 

でも 思いっきり深読み体制で臨みました。

 

 

 

冒頭 真っ白な映像が数秒

 

(雲? 雪? それとも… 何?)

 

一生懸命 答えを探る 私

 

 

ふ~っと 白い風雪の中から建物が現れ…

 

 

(あ!修道院だ)

 

安心する 私

 

 

 

場面変わって 

 

修道士の祈りの姿

 

 

映画のオフィシャルサイトから

 

修道士の1日や修道院についての情報は収集済み 

 

 

(この部屋のこの場所で毎日祈りを捧げるのね)

 

 

でも

 

(何を祈っているんだろう?)

 

 

 

また場面変わって 

 

今度は礼拝堂で祈る修道士たち

 

 

(どんな言葉を唱えているんだろう?)

 

(修道士の生活をどう思っているんだろう?)

 

 

 

 

他 様々な場面で 

 

考えようと思えば疑問はいくらでも

 

出てくる出てくる

 

 

 

(この人 何歳なんだろう?)

 

(このおじいさん かなりのお歳なんじゃ?)

 

(日曜日4時間しか会話しちゃいけないって 一体?)

 

(こんな厳しい戒律の修道院に自らなぜ入信?)

 

(修道院じゃなくて 囚道院みたい)

 

etc...

 

 

 

静寂な映画を観ているのに

 

私の頭の中はとても騒がしくなっていきました。

 

 

 

劇中所々 日本語字幕で説明される

 

福音書や祈りの一節や修道士同士の会話はある

 

のだけど その前後の説明は 一切なし

 

 

この意味は? 状況は?

 

 

「えーと うーんと」

 

理解しようとすればするほど 疲れるあせる

 

 

 

(この映画 意味わかんないし)

 

と思ったのか 

 

前に座っていたカップルが席を立ち 退場。

 

 

私もその時 

 

睡魔に襲われそうだったので

 

もういちいち色々考えるのを止めることにしました。

 

 

というか ギブアップ

 

白旗~白旗(降参)

 

 

 

 

ボーっと観るようにしてからは 

 

映画の中に出てくる”生物”が 

 

(なんか みんな 同じだなぁ)

 

と思えてきました。

 

 

 

修道士という人間

 

修道院で飼っている

(と思われる)猫や牛の動物

 

修道院の周囲に生える

草や木の植物

 

修道院を取り囲む 

山 雪 空 雲 陽 風

 

姿は見えないけれど

ブーンブーンと飛び回る虫

 

さえずる鳥たち

 

 

皆 淡々と 黙々と 

 

その時々を生きている

 

 

 

私は映画を観始めてすぐに

 

あーだのこーだの色んな???

 

頭がいっぱいになってしまったけれど

 

この映画に映し出されているものたちは

 

そんな思考が一切ないか なくしつつあるか

 

のように思えたのです。

 

 

なくしつつあるのは人間で

 

修道士が祈りの毎日を送ることで 

 

思考が一切ない”自然物”に近づいている 

 

…ような。

 

 

観ている私も 

 

段々その空気感に近づいていた

 

…のかな。

 

 

 

ただボーっとしたのか 

 

思考がなくなったのか

 

よくわからないけれど

 

頭の中は静かになっていきました。

 

 

 

 

修道士の日々祈る姿は 

 

日本のお坊さん 修行僧と重なりました。

 

 

(それも同じだなぁ)

 

 

宗教は違っても 

 

神とか仏とか 呼び方が違っても

 

祈りとか瞑想とか やり方や方法は違っても

 

 

きっと 同じ”ところ”を見ているんだろうな

 

内側と対話しているんだろうな

 

静かに 穏やかに 澄み渡っているんだろうな

 

 

 

この映画を観ていて不思議だったのは

 

過去の記憶をいくつか思い出したことです。

 

 

修道僧が修道衣を仕立て中 

 

生地を裁断しているだろう場面の

 

ジョキジョキというハサミの音からは

 

洋服屋を創業した祖父の仕事着姿を思い出しました。

 

 

ある年老いた修道士のアップ

 

真一文字に結んだ口元からは

 

母方の祖父の優しく凛々しかった姿を思い出しました。

 

 

新しい修道士を全員で迎え入れる場面では

 

過去参加したセミナーで

 

温かくハグしてもらった感触を思い出しました。

 

 

 

それから

 

もし天国に召されたら こんな風に

 

神様や天使たちみんなに こんな笑顔で

 

「おかえり」と迎えられるのかもしれない

 

なんて思いと

 

これと同じような光景を どこかで見たことあるな

 

という あいまいな懐かしさも感じました。

 

 

(後日子供の頃に住んでいた家の周辺の様子や

 

 出来事を感覚と共に急に色々と思い出しました)

 

 

 

 

 

 

最後に 

 

私の心に響いた

 

盲目の老修道士が語った言葉がこちら。

 

 

『起こることはすべて 

 

 魂を良くするためのこと

 

 魂をよくするために

 

 神は私を盲目にされた

 

 起こることをなにも恐れることはない 』

 

 

 

場面的に印象的だったのは

 

厳粛な生活の修道士たちがほんのひと時

 

子供のように無邪気に声をあげて

 

雪山を楽しそうに滑りながら遊んでいる場面。

 

 

そして自然光の美しさにハッとしました。

 

 

 

 

静寂 沈黙の中で 

 

それぞれに違う

 

感じるもの 

 

思い出すもの 

 

ハッとするもの

 

がある映画だと思います。

 

 

ふだん 情報の理解で安心していることがどれほどあるか

 

その向こう側にあるものを感じることなく過ごしているか

 

を感じる映画。

 

 

 

2時間49分

 

お尻の痛さも少々感じながら^^; 

 

たくさん感じてみてはいかがでしょう。

 

 

 

 

ソウルメイトカード 29 Silence 沈黙

 

静観し 見守りましょう

 

今はすぐ動く時ではありません

 

月の姿をハッキリと映し出す湖面のように

静まり 黙り パワーを内側に集めましょう

 

気持ちを落ち着けて 

自分の芯が1本通るイメージをするとよいでしょう

 

心がざわつく外部情報もシャットアウトが良いですね

 

内観し 静観し 

タイミングを待ちましょう

 

 

 

 

エンジェリックウィスパーカード 35  

Take a Mental Break  思考を休める

 

考えない 意識を別に向ける 守護

 

考えて物事を進めることは確かに大切です

 

でも つい色々と考え過ぎてしまうようですね

今は一旦その考えから離れて 別なことをしましょう

 

これは思い方のクセでもあるのでしょう

 

考えてもどうにもならないことにエネルギーを費やす

そのやり方を変えるチャンスでもありますよ

 

ぜひ感覚を意識して「感じて」みててください

 

そんなあなたを見守る守護があることを信じましょう