前回の続きです。
外からの情報が遮断され
静寂の中で独り書に向かう中で
私はそれまで忘れていたことを思い出していきました。
まずは
お坊さんなのに
お坊さんらしからぬ行動をする先生が
大好きだった
先生のお蔭で
私は書道が大好きになった
先生のお手本が入ったお習字バッグを
私は結局40年持ち続けていた
いつかまたきっと
書きたくなる日が来る
無意識ながら
わたしはずっと
その思いを大切に
心の中に持っていたんですね。
このすぐ後
お正月に実家に行った時
先生にどうしてもお会いしたくなり
思い切って
お宅に電話をかけてみました。
お寺は息子さんの代になっていて
残念ながら
先生は10年前に亡くなられていました。
ですが
ご健在の先生の奥様が
私のことを覚えていてくださいました。
当時 先生が外出して
いらっしゃらなかった時など
代わりにお習字を見てくださったり
毎年お正月には
奥様がおしるこを振舞ってくださったのです。
私が最近
子供の時のお習字バッグを開けたら
先生のお手本が入っていたこと
また筆を持ちたいと思うようになったこと
そしたら
先生にお会いしたくなったこと
あの頃
先生にとてもお世話になり
先生が大好きでした
本当に感謝しています
ありがとうございます
とお伝えすると
とても喜んでくださいました。
奥様も
あの頃の思い出話をいくつかされて
「夫はとても面白い人でした。
たくさんの素晴らしい経験をさせていただいて
あの人と結婚して
私は本当に良かったと思っているの。
ぜひ これからも書道を続けて行ってね。」
と言ってくださいました。
これらは35年前
先生が書いてくださったお手本
先生の思い出にはこんなこともありました。
お習字教室があった
先生のお寺は四つ角にあり
なぜか交通事故の多発場所で。
私もお習字中に
出会い頭の衝突と思われる
「ガシャーーーン」
という音を何度か聞きました。
そこで 先生は
生徒たちを制止するのかと思いきや
「やったぁーー」
と叫んで 真っ先に
野次馬1番乗りで見に行くのです。
もしかしたら
事故を起こした人の
安否を確かめていたのかもしれないけれど
私には先生が
1番のいたずら坊主に見えました。
確かに坊主だったけど^^;
お坊さん
という視点だけで見たら
(一般的な大人としても)
私たち生徒に見せていた先生の姿は
まったくお坊さん(大人)らしくありません^^;
奥様とお話した時点での私は
まだ気づいていなかったのですが
この応用問題で大切だったのは
『人の色々な面を見ることと
そのままのその人を
丸ごと受け容れること』
だったと思います。
子供のように
ありのままの姿を見せていた先生と
面白い先生を
丸ごと受け容れていた奥様は
わたしの応用問題の
まさに例題(お手本)でした。
物事に白黒つけるのが良いことだ
とさえ思っていた私は
人のある1面を見て
「この人は○○な人だ」
と決めつけるところが往々にしてありました。
その○○が
自分とは違う
考えが合わない
とネガティブに感じた場合
その人の他の面に目が向けられず
受け容れられなくなることもたくさんあった。
自分の色々な面も
過去を思い返しては
「あんなことしちゃった」
「ああすればよかった」
と自分を責めたり
後悔したり…がたくさん。
その部分を「壊す」ための応用問題
だったのだろうと思います。
壊して
どの人のどんな部分も
自分のどんな部分も
それでいい ぜんぶOK!
って思えるようになっていくための
私はずっと
白黒ハッキリ 正誤 善悪
にこだわって生きてきたけれど
その枠をとっぱらっていた先生のこと
私は大好きで
「いいな」
って思っていたんだ
と思い出しました。
亡くなってからも
あんな風に心から言える
奥様の先生に対する思いも
「素敵だな」
って改めて感じて。
私が書いた600枚の書の中には
すごく激しい言葉の詩がいくつもあるのだけど
それを走り書きした当時の私は
よく覚えていないんです。
意識の私は至って穏やかで
(その頃は今より感覚が鈍っていたからでしょうが)
「なんでこんなことが思い浮かぶんだろう…?」
ハテナマークだった。
…で 書いても
内容をすぐに忘れちゃって。
1枚1枚
半紙に筆をすべらせ
ギャップの多かった先生のことを思い出しながら
激しかったわたし
抑えていたわたし
1つ 1つ
忘れていた今までの自分のギャップ
を感じ取っていきました。
これが受け容れ作業。
じっくりと一字ずつ書いていて
急に思い出す懐かしい場面もあって
「そうだ これはあの時の思いだ」
って 時に涙しながら。
ふと心に浮かぶ かすかな声は
とても大切な
「わたしの叫び」
だと思います。
あの時
なぜだかわからないけれど
頭に浮かんだ言葉はどれも
”わたし”の心の叫びだった
と思うのです。
わたしの心は一生懸命
こんなにも
本当の思いを叫んでいたんだね
今やっと
受け取れるようになったんだね
右端のお坊さんが先生
そのことを思い出させてくださった先生は
今も あの頃と変わらない大声で笑いながら
天国から見守ってくださっているんだろうな
「ギャップ大いに結構
ガッハッハッヽ(゚◇゚ )ノ」
って。
~つづく~
(橙)ソウルメイトカード 34 Thankfulness 感謝
すべてのものの中にある感謝
どんな出来事の中にも学びがあります
楽しさの中から感謝の気持ちになるのは簡単ですが
苦難の中にも感謝が出来ると
あなたの前にある出来事が教えてくれています
感謝の気持ちが
あなたに見せる現実を変えてくれるでしょう
あなたの人間力も高まるでしょう
伝えたい人には思った時に
素直にその感謝の気持ちを伝えましょう
直感 軽やか 喜び
なんとなく思うことやかすかなひらめき
それらはインスピレーションを受け取っている証拠
心のささやきに耳を傾け ぜひ行動につなげましょう
魂の希望を体現するあなたは
喜びの好影響を振りまきます
また インスピレーションを受け取るには
心のアンテナを純粋に立てておくことがポイントです
気持ちを軽やかに保てるよう心が喜ぶ楽しいことを♪
生活に笑いを取り入れましょう
あなたの魅力は笑顔 そして楽天的なこと
一途に 堅く 真面目に 推し進めるより
笑って 心をゆるめ リラックスすることで
物事がすんなり良い流れに乗ることもあります
楽しいから 笑うのではなく
笑うから 楽しい気持ちになり 楽しいことになる
あなたの笑顔の魅力で
周囲も軽やかなユーモアの渦に巻き込んでくださいね
矛盾 まるごと そのまま ○
自分の中で相反する気持ちがあり
葛藤しているところかもしれませんね
AかBか 今までのようにどちらか一方でなく
AもBもある 矛盾した気持ちでも良いのです
AもBも紛れもないあなたの大切な思いなのですから
今まで自分に×をつけ 責めたり後悔していたのなら
もうそれは終わりにして ○つけをする時
ありのままのそのままの自分をまるっと○しましょう
~ たまゆら占いより ~