8月15日靖国の静寂を守れ | 井上政典のブログ

井上政典のブログ

 歴史を通じて未来を見よう。

 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 今年も8月15日が来ました。そして靖国神社へどの閣僚が参拝したとか、総理や防衛大臣が参拝しなかったからけしからんというご意見がたくさんありました。

 

 本当に低次元の議論だと思います。

 

 総理や防衛大臣は自分の意思とは別にいろんな制約があります。一番行きたかったのは総理や防衛大臣だったのではないでしょうか。

 

 しかし、内外の情勢を考え今は行かない方がいいと政治的な判断をされたと思っております。これは安倍総理に対する盲従ではありません。もし自分が補佐官だったら現状をどう判断するのかという観点からの結論です。

 

 稲田防衛大臣が就任して早々にCHINAの漁船の大船団が尖閣周辺に出現しました。いくらお魚が取れると言っても近くの港からははるか遠い尖閣の沖合に行くためには巨額の燃料費がかかります。

 

 それを200隻を越える大型漁船が来たわけですから、どこからか補助があったと考えていいでしょう。

 

 それはCHINA政府の揺さぶりであり脅しです、鉄砲玉と言っていいでしょう。

 

 でも、ギリシャ船籍の貨物船と衝突沈没したCHINA漁船の乗組員を海上保安庁の方々が当然のように献身的に救助活動したことにより、その海域が日本の領海・排他的経済水域であり実効支配しているのが日本であるというのを全世界に見せつけました。

 

 もしCHINAが主張するようにあの海域がCHINA領ならばCHINAの公船と呼ばれる軍艦が救助すべきものです。でも彼らにはそれをする意思も能力もありませんでした。

 

 北朝鮮は日本の排他的経済水域にミサイルを着水させました。その延長線上には三沢基地があると青山氏が発言されていました。

 

 これらは稲田氏が防衛大臣に就任した事に対しての抗議と考えていいでしょう。

 

 ということは両国との緊張はとても高まっていると考えられると思います。

 

 戦力的に海自の方が圧倒的に強いのは周知の事実です。これを一番知っているのはCHINA海軍だと思います。

 

 でも、それを運用する自衛隊関連法制が未整備である現在、日本が強硬手段に出てもどのような幕引きができるかを考えてみてください。

 

 戦争は始めるのは簡単だが終わるのは難しいものです。

 

 日露戦争では児玉源太郎という日本陸軍の至宝と呼ばれる存在が自分の階級(大将)から少将のポストである満州軍総参謀長に様々な事情から就いて作戦を切り盛りし、そして戦の止め時を強く政府に進言し、どうにか勝利で終わらせました。

 

 あと、一年続いていたら、ロシアも革命でグタグタになったでしょうが、日本も経済が破たんしその後現実以上に大きな負担が国民に課せられたことでしょう。

 

 今の日本に尖閣付近で実際の戦闘に発展できる下地はまだないと私は思います。

 

 その下地を作るために、まずは自衛隊法関連を整備すること、でも実際は自衛隊を国軍としてきちんと憲法で規定することが優先になります。

 

 靖国神社に参拝することは先の戦争を美化することに繋がると大声で発言している共産党をはじめとする売国政党の議員たちの勢力をもっと小さくすること。でも、衆参両院で三分の一以下になってもまだ自分たちが民意を背負っていると勘違いしています。

 

 そして最後には国民が一丸となって領土領海を護るという確固たる決意を持つこと。

 

 こういう下地ができると自衛隊がその実力を十分に発揮できる準備が整います。

 

 すると、やったら負けるとわかっているので、これ以上の挑発はしなくなると思います。

 

 個人の喧嘩であれば、周りにいる人がすぐに止めに入るでしょう。しかし、国家間の喧嘩にはおいそれと他国は介入してこないので、どこまでやるのかをしっかり考えないと簡単には手を出せないのです。

 

 CHINAは日本の法整備に穴があると知っています。だからそこをうまく突いてきているのです。だから私たちができることは自衛隊が実力を十分に発揮できるように法律を整備すればいいのです。

 

 さすればすぐにCHINAはその挑発を止めるでしょう。なぜならば敵わないのを知っているからです。

 

 反日だけが政権を維持する方法だと信じ込んでいる韓国は、竹島に大勢の議員たちが昨日上陸しました。それに対し日本政府は受け入れられないという抗議だけです。

 

 ネットでは国交断交など勇ましいことが飛び交っていますが、あそこは既に韓国の守備隊が実効支配しているところです。国家の主権者の代理である軍隊がそこを支配している地域にその国の議員が行っても日本政府としてはどうしようもありません。

 

 なにせ日本国憲法で国際紛争を武力で解決することはしないと宣言しているからです。

 

 まずはここを変えなければなりません。日本は法治国家ですから。そして世界の国々から圧倒的な信頼を持っている国ですから。

 

 もうお分かりだと思います。

 

 安倍総理は憲法改正に力を集中したいのです。衆参で改憲勢力が三分の二を越え、親中・親韓派と言われる二階氏を幹事長に遇して反対勢力をけん制し、愛国者から大きなブーイングを受けている日韓合意も強行し、党内の反対勢力を押さえこんでいます。

 

 着々とその準備をしている時に、支持者から起こる反対の声をまた左巻きはうまく利用して離間を計っていると考えています。

 

 私もあんな戦時売春婦に10億もの血税を払うのははらわたが煮えくり返るくらいいやです。でも、1996年国連人権委員会で宇都宮氏が会長をしていた日弁連の弁護士が「性奴隷」という言葉を定着させて以来、真実が曲げられて国際社会で流通している現状なのです。

 

 もっと効果的に反論しろよと思うのですが、すぐに行うべき反論を取りやめたためにそれから20年もたって嘘が定着しているのです。

 

 そうなれば真実はこうだと発言し丁寧な説明を重ねていくとともに、韓国にこれ以上とやかく言わせないために、韓国側が設立した団体が売春婦たちのために使う費用としての10億を支払った方がいいと判断したのです。

 

 日本政府はするべきことはしたよ、あとは韓国政府の仕事だよと言っているのです。

 

 これの効果は昨日の復光節の記念式典でパククネ大統領の今迄のような執拗な反日発言はなくなりました。韓国民は朴政権から徐々に離れていっているそうですが、急速にそれが起こると北朝鮮の思う壺ですから、徐々に力を弱めていかなければならないのです。

 

 国際問題も制度改革も急激な変化は大きな混乱を生じ、それにより割を食うのは国民です。猛スピードで角を曲がるとハンドルを持っている人は事前に体勢を整えられますが、同乗者はそれについていけずに体が吹っ飛ぶことがあるのと同じです。

 

 どんなにいいことをしようと思っても、少しでも悪い影響が出たら政権の責任となり、改憲がうまくいかなくなります。

 

 それを政府は恐れていると思います。

 

 第一優先順位は憲法改正であり、自衛隊が晴れて国軍となった時には、今ある国境問題はほぼ解決すると言っても過言ではありません。

 

 それをさせないために国内の工作員を使って、反安倍、反稲田を主張し、そして英霊の方々がお鎮まりになる靖国神社を政争の道具にしているのです。

 

 もっと冷静になりましょう。稲田大臣が誕生した時にこのブログであまり過度な期待をするなと主張しましたが、今派手に動いて野党からの追及で罷免されるようなことになればおあとがよろしくありません。

 

 まあジブチに向かう服装はいただけないものがありましたが、それをネタに左巻きの口車に乗ることは止めましょう。

 

 今稲田大臣が辞めることを一番望んでいるのは、CHINA・北朝鮮そして韓国です。

 

 利敵行為をするのですか?

 

 私も個人的な希望としては靖国神社に参拝してほしいという気持ちは大いにありました。でも、大局的見地から見ると、今は仕方ないと思います。

 

 以前から主張し続けていますが、東京の方は靖国神社へ、私のような地方の人間はその護国神社へお盆の間参拝するのが普通になれば、だれも文句がないはずです。

 

 稲田大臣の不参拝を糾弾している人たちのどれだけが靖国や各地の護国神社にお参りしたのでしょう。自分は行動しないで人を責めるのに加担するのは美しくありません。

 

 今上陛下は戦没者慰霊の式典で、「深い反省」というお言葉を述べられました。

 

 安倍総理がそこまで言及しなかったので、とてもいいバランスが取れたと思っております。

 

 天皇陛下の存在は権威の根源であり、不可侵の存在であります。そして陛下は国民と世界の人々の安寧を切に願っておられます。それを自分と同じような立場で判断し、批判するような真似は日本国民として慎むべきです。

 

 私も自分が絶対だと思っていません。間違いを犯しますし、物忘れもひどくなってきています。

 

 ですが日本国民として御上を信じ、国民の務めを果たすことに専念したいと思います。これが「君臣一如」のお国柄である祖国の姿でありますから。