自衛隊を軍隊として認めない人は、自衛隊員を見殺しにするのか? | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
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 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 枝野民主党幹事長が25日の記者会見で安倍総理の「わが軍」発言に、安倍総理の軍隊ではないと発言した直後、「我が党は・・・」と堂々と言っていました。

 自衛隊は安倍総理のものではないが、民主党は枝野幹事長のものなのですねと皮肉が言いたくなるような発言でした。

 自衛隊は合憲であると1994年7月20日時の総理大臣村山富市氏が衆議院の答弁ではっきりと明言し認めています。

 売国奴 村山氏の唯一の功績だと思っているものです。

 その直後、阪神淡路大震災が起きて自衛隊がもっと早く活動できていれば救えた命がたくさんあったのにと思った人も多かったでしょうが、自衛隊の実力が国民に広く認知され、さらに4年前の東北大震災で自衛隊を悪くいう人は少数派になったと思います。

 国民の生命と財産を救う最後の砦としての自衛隊は国民に広く支持され、自己完結型の実力組織として認知されました。

 誰もが認める立派な軍隊です。

 これをまだ否定する人たちがいることに驚いている人も多いと思います。

 その人たちにとって自衛隊とはいったい何なのでしょうか?

 戦争という過酷な任務を遂行するために訓練をしているために、あの大災害でも国民のために肉体的にも精神的も過酷な救助活動が黙々と続けられたのです。

 そういえばあの時に、民主党の辻本清美議員は、自衛隊員が食事をしているのを指さし、自分たちだけが温かい食事を取っていると本当に今考えても腹が立つ発言をしています。

 東北地方は3月といえども水は冷たく、肌を刺す冷たい風の中を一日中捜索活動をされてきた自衛隊の唯一の休息の場まで奪ったのです。

 そして風呂にも入れない状況を作り出したのが、自衛隊=軍隊=悪という発想でした。

 自衛隊は軍隊ではないと思うのなら、どうしてあの時に自然な感謝の気持ちを持たなかったのでしょうか。

 自衛隊=軍隊=悪という発想自体が自虐史観のたまものでありますが、これに凝り固まっている人たちが多く集うのが民主党や維新の党であるといえるでしょう。
 
 そして重要なことは、もしあの時点で安倍総理がその発言の後に「自衛隊は軍隊ではありません」と否定したら、海外で活動する自衛隊員は軍人としての待遇を受けることができなくなり、相手に捕まれば非軍人が武器を携行するということでスパイとして扱われ、処刑される可能性だってあるのです。

 命を懸けて任務に就かれている自衛隊員の皆さんをみすみす危険に晒すことに繋がるということにどうして気づかないのでしょうか。

 護衛艦いずもが就役しました。

 外見上どう見ても航空母艦です。真珠湾攻撃に参加した翔鶴や瑞鶴とほぼ同じ大きさです。

 戦闘機は搭載できないのですが、ヘリコプターを搭載して輸送業務や対潜哨戒任務が可能になります。

 さらに、これにオスプレイを積めば、もっと活動範囲や攻撃能力や対潜能力を向上させることができます。

 それをしてほしくないために、米軍のオスプレイの配備反対運動をしていたのです。

 オスプレイは輸送機であり、輸送用ヘリコプターの代替機です。
 
 攻撃用ではなく、トラックを新型に変えただけなのに、大騒ぎして反対運動をしていました。

 このいずもの就役で日本軍が行動範囲を広げてほしくない勢力が反対していたという構図がよくわかると思います。

 軍事というものは、全体の配備を見直すのに最低でも30年はかかるのです。

 今の日本の防衛能力がCHINAを凌駕しているのは、30年前の計画がよかったからです。

 このように決めてすぐに方針を転換できるものではありません。
 
 オスプレイが危険な航空機だという先入観を国民に植え付け、自衛隊への配備を遅らせようとす動きだったのです。

 すでに二年以上が経過した中で、世界で一番危険な航空機であるオスプレイは反対派の度重なる妨害工作をされても一度も墜落していません。

 だんだん左巻きのいうことも色あせてきました。

 あっ、ここで「左巻き」という言葉を使う私の真意を説明します。
 
 左巻きとは、左翼を意味しません。なぜなら日本には左翼右翼という分類は適しないからです。

 日本にいるのは、愛国者か売国奴か無関心者だからです。

 つむじが左巻きという表現は、考えの足りない人を表します。

 だから、売国奴及びのほほんと暮らしている無関心者を表すと思ってください。

 山本太郎のような過激派の代弁者を国会議員として選挙に選んだ人は、「左巻き」にほかなりません。なぜなら、自分の行動がどれだけ危険な行為なのかに気が付いていない愚か者と中核派という過激派の代弁者だと知っている人だからです。

 政府のすることに反対することはかっこがいいと思っている人も多いと思いますが、今はそういう時期ではありません。

 日本の周りには日本が戦後70年惰眠をむさぼっている間に力をつけたならず者たちが付け入るスキを虎視眈々と狙っているのです。

 産経新聞の加藤元ソウル支局長がいまだに帰国できないのも、日本が何もしてこないという安心感からです。

 竹島を不法占拠して、自分の領土だと言い放っているのも、日本は絶対に攻めてこないとわかっているからです。

 北朝鮮に拉致された人たちを奪回できないのも、日本は武力で取り戻さないとわかっているからです。
 
 日本の領海内で日本の漁船ではなく、CHINAの漁船が遊弋して我が物顔に漁をしているのは、海上保安庁の船が発砲しないと確信しているからです。

 シーシェパードが日本の捕鯨船には体当たりしますが、ノルウェーやCHINAの捕鯨船には近づかないのは日本の船は放水しかしないと知っているからです。

 ロシアが経済的に困っている時だけ、北方領土の交渉が進んでいるように見えるのは、日本は経済力だけをうまく利用と思っているからです。

 要するに日本は舐められているのです。

 野党の幹事長や幹部が総理が「わが軍」といっただけで噛みつく姿は日本が牙のない老犬だと侮られるだけです。

 クリミア併合問題でプーチン大統領が「核兵器の使用も視野に入れていた」と言った問題で、軍事大国ではなくなったロシアがきわどい牽制球を投げて、これ以上西側に侮らないようにしました。

 ロシアが軍事大国ならば、言わなくていい発言なのですが、軍事的に足元を見られているので、何をするかわからないと西側に思わせるという効果的な発言です。

 さすが専門家の田母神閣下はそのことを指摘されていましたが、その他のボケたコメンテーターは何と恐ろしいことを言うのか、やる気はないのにとか全く本質を捉えない発言に終始していました。

 軍事の知識がないと国際関係は読み取れません。

 民主党や維新の党はこれらをわからずに発言しているとしか思えません。

 共産党は十分にこれを計算して批判しています。

 あとは、国民の知識と意識の問題です。
 
 マスコミが扇動することに踊らされていたら、何気ない発言で我が国の防衛網をズタズタにすることになることに気づきましょう。