しつこく書きますが、河野談話は裏付けがなかった。 | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 保守の間では当たり前にようになってきている先日の産経新聞の大スクープですが、一般の間ではまだまだ認知度低いと言わざるを得ません。

 二番煎じ、三番煎じになることを覚悟でまた書かせていただきます。

 当時の谷野朔太郎内閣外政審議室長(当時)は櫻井よしこ女史のインタビューに答えて「調書を読むと耐えられないようなひどいことが書いてある。あれを読めば日本の責任を認めないわけにはいかない」などと言っていたそうです。

 でも、今回の産経新聞の大スクープは当時の調書はあまりにもずさんで、いい加減なところがたくさんあり、証言の信ぴょう性に欠けるところがたくさん出てきたとあります。

 調書の矛盾点を無視し、その確認作業も河野洋平の独断で「被害者でなければ説明できない証言」として、ただ謝罪のみの内容にしたのが河野談話であり、それが戦時売春婦問題の大きな足かせとなっているのは周知の事実です。

 1965年の日韓基本条約で日韓(北朝鮮の分を含む)の間の戦後処理は終わっているにもかかわらず、いまだに引きづっています。

 そしてこともあろうか、「慰安婦」=「性奴隷」として国際的に認知され始めていることに私たち国民はもっと危機感を持たねばなりません。

 これらの問題を韓国が日本の左巻きを使って国際問題にしてきた過程は私もはっきりと覚えています。

 しかし、当時から戦時売春婦のことを知っていた人たちは、「ああいたよ、それがどうした?」くらいの問題意識でした。

 兵隊たちは右手に軍票(軍隊で通用する紙幣)、左手に「突撃一番(コンドーム)」をもって列並び、つかの間の自分の生命の実感に浸っていたのです。

 軍律の厳しい皇軍では盗みや殺人、そして強姦などは見つかれば重罰に処せられていました。

 左巻きは兵隊は人殺しに慣れているからどんな状況でも平気で殺せたとよく言っていますが、これこそ軍隊というものを知らない人のたわごとです。

 軍隊では命令は絶対のものです。なぜなら、兵隊が自分の意志で動き始めたら、組織的な行動によって敵を制圧しなければならない軍隊が機能しなくなるのです。

 これは、自分の細胞がその機能を果たさずに、勝手に増殖するがん細胞と考えていいでしょう。

 兵隊たちが所属する部隊にはそれぞれの役割があります。敵を殲滅する役目もあれば、その部隊が囮になって敵をおびき出すこともあります。

 司令官や参謀はそのことをいちいち言いません。いやだと言われれば、ほかの部隊への示しがつかなくなり、軍隊として動きに支障が出るからです。

 兵隊さんたちも自分たちの役目(任務)をしっかり果たすことが全体の勝利につながると信じているために、文句も言わずに「私」を押し殺して任務を完遂しようとします。

 そして撃てと命令されたら、躊躇なく引き金を引いて敵を殺すことができます。なぜならそれは自分の意志ではなく、命令だからです。
 
 命令無しに発砲することは「殺人行為」であり、きちんと軍法会議で調査されます。オンとオフがはっきりしているのです。

 だから、戦場で百人殺しても良心の呵責に苛まれることはありませんが、娑婆の殺人とはわけが違うのです。

 だから、本体に帰った時に外出許可を得て、つかの間の命を選択を慰安所にしに行くわけです。つまり、自分自身に戻る瞬間なのです。

 これは、平時の価値観や倫理観でどうのこうの言うものではありません。自分の命がいつ終わるかもしれない恐怖と戦っている戦時だということだと考えねばなりません。

 だから、平和時に単身赴任で一人暮らししているから、風俗に行って性処理をするということの良しあしと同列に考えるのは大きな間違いだと思います。

 慰安所を作ることにより兵隊たちの規律を守ることができ、軍医が検診をすることにより性病等での戦力低下を防ぐことができました。

 第一次世界大戦では、慰安所のなかったドイツ軍では長い間の塹壕戦で無許可の買春が横行したために、約100万人のドイツ将兵が梅毒に罹り、大幅な戦力の低下を余儀なくされたといいます。

 このような慰安所で働く女性は、売春婦という職業婦人です。

 この慰安所の経営も民間人であり、軍とは全く関係がありません。

 ただ、外地の場合は治安や売春婦たちの安全を守るために、軍隊の駐屯地内に設けられた例もありました。

 しかし、その売春婦たちの募集に関して日本政府が朝鮮半島から強制的に連行したり、軍が銃剣で脅して連行したことはありません。

 朝鮮半島も当時は日本の一部でした。日本人の警察官もいましたが、その配下のほとんどは朝鮮人の警察官です。

 戒厳令が敷かれない限り、国内の治安を守る役目は警察であり、そこで軍隊が横暴なことをしようとすると衝突が起きています。

 元朝鮮人売春婦の証言にもあるように仕事があるとだまされて連れてこられています。誰に騙されたのでしょう。

 ほとんどが親や親せきです。

 これは日本国内でも多発していました。515事件や226事件の首謀者である青年将校たちは、東北の農村が飢饉による疲弊が激しく、自分たちや部下の兵隊たちの姉や妹が口減らしと、その他の家族を食わせるために、郭(くるわ)に身売りをしている状況があったといいます。

 だから、これだけ自分たちが命を懸けて日本のために働いていても、こんな地獄が現出するのは天皇陛下のお傍に侍る重臣たちのせいだと考え、昭和維新と称して事件を起こすのです。
 
 君側の奸を排除するというのが彼らのスローガンでした。

 その実情を知っているために、軍も甘い処置をしようとしましたが昭和天皇が激怒され、勅命を下されて事態を収拾されました。

 教科書では軍の暴走として簡単にかたずけられますが、実は226事件などにはこういう背景があるのです。でも、昭和の近代史を学校で教えない日本ではほとんどの日本人が教科書通り、軍が暴走を始めたとしか覚えていません。

 それよりももっとひどい状況が世界の最貧国だった朝鮮では起こっていたのです。てっとるばやく稼げるのは売春が一番と考えられ、特に衛生管理が行き届く軍相手の売春婦希望者はたくさんいました。

 朝鮮戦争後、大韓民国が世界の最貧国だった時に輸出するものは何もなく、ただあるのは人力だけでした。

 男性は労働力として、女性は売春婦として海外へ出稼ぎに行っていたのです。当時売春による外貨の獲得額は5%にも上るという資料を見たことがあります。

 そしてそれは現在でも続いており、日本国内には5万人の朝鮮人売春婦がエイズや性病に罹りながらいまでも売春をしているそうです。

 そういえば、数年前に韓国で売春婦たちがデモをしました。これは売春禁止法を制定しようと下からだったと覚えています。その中で、売春婦たちが経済が苦しいときは私たちをあてにしていたくせにと叫んでいたことを記憶する人は多いでしょう。

 韓国が世界に日本を貶めるために主張している軍や政府の強制で売春をさせ、対価も払わなかったことはありません。

 買春をしたら、きちんと兵隊たちはお金を支払っています。だから、売春婦たちは高給取りでした。ある資料では、高級将校の数倍の給料を得ていたことが記録に残っています。

 日本の人たちは、その事実を知っていたり、聞いたことがあるのです。そしてそのような売春婦が公の場に出ることは「恥」だという文化があるので、出ていかないし、議論も公の場ではしません。

 私もこのブログで売春のことを書くことにはいささか抵抗がありました。これは、秘め事であり、私事です。

 そんなことをすると「みっともない」という感覚があるので、言わないのですが、お金の問題となると朝鮮人たちは恥を捨て、実利を得ようとします。これは国民性、民族性だから仕方ないのです。

 日本にも時々かつての愛人や風俗嬢が週刊誌に有名人のネタを売ってひんしゅくを買うことがありますね。

 河野洋平、谷野作太郎など当時の責任者はきちんと産経新聞の取材を受け、自分たちがどうしてあのような国益をこれほどまでに害するものを発表したかを語るべきです。
 
 これこそ、保守が一致団結して政府に要求すべきことであり、安倍総理が靖国神社へ行くか行かないかの問題どころではないのです。