ノー天気な日本人の平和ボケに警鐘をならす! | 井上政典のブログ

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 歴史を通じて未来を見よう。

 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 いろんな方にブログを読んでいただいていると、いろんな考えの方からコメントを寄せられ勉強になります。

 今日はその一つをご紹介します。

 >>>引用開始
 だいすきな韓国中国から、事故で放射性物質が流れてきたら、このへんの自称愛国者の人たちはなんていうんでしょうか?
   by かつもとさん
 >>>引用終わり

 これは私がいつも原発を擁護する論調で書いているために寄せられた反論でしょうが、この文章を書いた人の思慮の浅さがとても良くわかるし、反原発の人たちに反核、9条擁護が多い特徴がよく表れています。

 最初の「だいすきな韓国中国から」という文から、この人は私がなぜ中国と書かずにCHINAと書いているのかを理解していません。そして「だいすきな」という反語を使って一所懸命に皮肉っています。

 まあこんなのはどうでもいいことなのですが、次の「事故で放射性物質が流れてきたら」の部分が問題なのです。

 このかつもとさんの政治や思想がどのような立脚点を持っているのかは理解できませんが、総じて言えることは日本が原発をやめれば中韓もやめると本気で思っているのか、日本がやめることにより中韓を利することにつながることに気がついていないかです。

 中韓は日本が原発を廃止しても、全く関係なく質の悪い原発を作り続けます。

 それにより、このまま野放しにする方が日本にとって危険度は増すのです。だから、日本の最高の技術を中韓に売ってあげればいいのです。

 武器もそうですが、自国の武器を相手側に売ったほうが有利になります。

 なぜならば、相手が使用する武器の性能諸元がわかるからです。相手の射程や爆発力、それがどのような損害を及ぼすかが分かっていれば、十分に対応できます。

 戦艦大和を作る際に、重要な部分は戦艦大和が積んでいた世界最大の口径をもつ46cm砲の直撃に耐えられるように設計されました。そしてその砲塔を守る技術は日本の原発の原子炉格納容器を作る技術につながっています。

 技術というものは起こりうる事態を想定して開発するものです。その想定と現在の技術力の差をどう埋めるかが技術力の差になるわけです。

 この日本製鋼所の原子炉格納容器を作る技術は世界唯一です。

 そしてそこで使用する電力は北海道の電力の5%を使用するそうです。泊原発が停止している現在コスト面も含めて操業をするのが難しいと聞いています。

 もし、電力が安価で大量に使えるなら、日本製鋼所が受注している原子炉格納容器は何年分もあります。それをどんどん輸出することが外国の原子炉の安全性の向上につながります。

 地震が起きたら自動的に原子炉が停止する技術も東北大震災の時に実証されました。その技術も有償で提供できれば、どれだけ安全性の向上に役に立つことでしょう。

 まだまだ素人の私が知らない日本が世界に誇る原発の技術はいっぱいあると思います。これらの技術革新は、一日で成し得たものでなく、先人たちの基礎技術から積み上げが永年にわたってきた結果です。

 それを単純に真似しようとしても本の数年でできるものではありません。

 新幹線の技術をCHINAに無償で渡した売国奴がいましたが、日本のように鉄道事故で一人の死亡事故も開業以来出しておらず、ほとんど時間どうりに運行される実績には程遠く、ぜったいにCHINAの新幹線に乗りたくないと思っているのは私だけではないでしょう。

 このように姿・形は似ていても、実際の運用になると本物の技術と伝統に裏付けられていないとどうしようもないのです。

 いま日本が世界でも最高水準の原子力発電の技術を次の代替エネルギーが実用化されるまで持続しないと、さらに危なくなってしまうという事実をあの人たちは受け入れようとしません。

 これは憲法9条さえ後生大事に守っていれば平和が保てると本気で思っている人につながると思います。でも、それを扇動している人たちは、日本が憲法9条を守ってくれてさえいれば、自分たちが優位立てる時間を稼げると思っている人たちです。

 憲法9条を平和憲法と言って憚らない人たちは、この憲法9条があるせいで拉致や特定失踪被害者がいることに気がついていないのか、目をつぶっています。

 スパイ防止法がない日本だからこそ、北朝鮮やCHINA等のスパイが日本人になりすまして自由に闊歩しているのが現状であり、それらのスパイ=工作員がめぐみちゃんや他の人達の情報を的確に掴んで犯行に及んだのです。

 これらの考え方の根底にあるのは、自虐史観と呼ばれる「日本がアジアの平和を乱した元凶である」という考え方に毒されている人たちです。

 これは、戦後二つの「ほうそうかい」によって植えつけられました。

 一つは「放送界」というマスコミです。もう一つは「法曹界」という狂った弁護士たちです。

 私の周りにはまともな愛国者のテレビ局員や弁護士の方々もたくさんおられますが、その組織の上部を占めているのはまだ自虐史観に完全に洗脳されている人たちです。

 あの暴走をしているお隣の国もこの二つがどんどん過激化しながら破滅の道に一直線です。その行き着く先は、北主導による朝鮮半島統一でしょう。

 その原動力になっているのが、日韓の拉致被害者に入れ替わって何食わぬ顔で活動している北朝鮮の工作員だと私は見ています。

 教育をきちんと受けた普通の韓国人の日本に対する感情はマスコミで流れてくるものとは大きく違います。

 さらに、あんな大人気ないことをしている韓国政府も自分たちがこれをすれば国際的に孤立するのはわかっている人がいるにもかかわらず、乱発しています。

 ある意図をもって操作された「世論」という見えない怪物によって動かされているのです。

 これは、日清戦争以前と同じようなことが起きていました。日本の有志は改革派の金玉均などを支援していましたが、その行動をよく思わない勢力から暗殺されています。

 そしてそれを積極的に支援した「玄洋社」は現在歴史から極右団体としてレッテルを貼られ、闇の彼方に追いやられています。

 話が大きくそれました。

 日本が脱原発に舵を切ろうがそのまま進もうが、中韓の原発に頼る政策は全く影響ありません。それどころか日本で溢れた優秀な技術者を金で雇入れ、技術移転を図ろうとしています。

 でも、どんな優秀な技術者もそれぞれの専門があって、その技術者を統合してプロジェクトを勧めていかねば、優秀な技術者が不得意な分野での安全性に問題が生じます。

 CHINAは6割以上の石炭発電を今後原子力に切り替えていきます。経済発展とともに今後ますます電力需要がまして来るのです。それを日本の反原発を叫んでいる人達はどうやって止めるのでしょう。

 核兵器根絶を声高に日本国内で叫び、同盟国アメリカの原子力空母が入港したら反対デモをし、オスプレイ配備を反対している連中は、CHINAやロシアの艦船が入港してくると「熱烈歓迎」の横断幕をもって迎えています。

 それらと同じようにするのが、日本のためでしょうか?

 アメリカはとんでもない国だと思っています。でも、CHINAやロシアや朝鮮よりもまだだいぶましな国だと思います。

 日本の未来のために、何を選択するのが一番いいのかをもっと深い洞察力で見極めていかねばなりません。

 最後に、フランスの雑誌の風刺画がけしからんと騒いでいますが、同じことをして福島の人たちを差別しているのが日本のマスコミであり、反原発の人たちですよ。

 私から言わせれば、これこそ「目くそ鼻くそを笑う」としか言い様がありません。