2011.5.30『私たちにとっての東日本大震災』特集 第9弾


ゲスト:れん子さん


ヘッドフォンメモ放送内容の概要メモヘッドフォン


生まれは仙台。
家族は栃木、親戚が仙台にいる。


震災当時はタイにいたため、震度7という地震が起こったことは後にネット経由で知った。
親戚が仙台にいて、いまだに連絡がとれない人もいまだにいる。
あまりにも悲惨な出来事だったため、状況を受け入れることができず、意識・心・体がずれてしまった。


タイの方々から、被災地支援に使ってほしいとセラピーの道具や募金が集まってきた。これを持って栃木の被災地に支援へと向かった。


実際の施術は時間が経過してからだったが、子どもへのケアが課題だと感じた。
不安を抱えていたり、友達と離れたくないなど不安定な精神状況だった。

あわてる人、あわてない人など様々な人を見てきた。


自分の体に意識を向ける機会が少ない人が多いと感じていた。
自分に意識を向ける
ようになる人を増えることを願い、ワークを開催している。
これは、震災前から自分の信念としてやってきたし、
震災後も同じことをやっていこうと思う。


魂のなかでは目が覚めてきている。
あたりまえのことは実は当たり前ではないこと。
命の大切さ、物の大切さなどを感じる
雰囲気が強くなった。


原発関係者の家族は、戦争が無い日本なのに危険なところに送り出す気持ちを
考えるとやりきれない。
世界中どこでも同じだが、絶対に安全な場所は存在しない。


戦時中に沖縄で北に逃げる人と南に逃げる人がいて、北に逃げた人たちは助かった。
おなじような状況なのに、直感によるちょっとした選択でこんなにも変わってくる。

心の声を大事にする。


日本人は考えて考えて、ギリギリのところで回避できるうに神様はつくっているんだよ。という話を聞いたことがある。



海外(タイ)にいるので、被災地支援のために何ができるかと考えていくと、
海外に日本の技術を伝えることで、世界が日本に目を向けるようになると確信しているので、私は旦那さんが海外移住することに対して、ものすごく応援している。
旦那さんは好きな人と好きなサイズの仕事を、家族を大切にしながらしていく
ことが最も自分に合っていると感じているが、日本の大企業よりお誘いが来ているので揺れ動いている。



日本人は手先の器用さ、全体を見る能力に長けていると感じた。


海外から見る、日本の放射能に対する対応の評価は二分化している。
海に放射能を放出させた際に、海外では様々な対応があった。
逆に、私に対して大丈夫?と声をかけてくださる人もいた。



場所によって雰囲気が違っている。
東京や沖縄などでワークを開催したが、首都圏では恐怖感を持つ人が多く、沖縄では穏やかな感じだった。

首都圏で恐怖感を感じるのが多いのは、

家族と離れて生活していて、

近所のつながりが希薄であり、
公共交通機関が主な移動手段なため足止めなどが原因かもしれない。



今回の震災によって、
家族が大事、
人との繋がりが大事、
いままで思っていたことが繋がった、
ということに気付くことができた。



自分の体調不良を治そうということで、
鍼灸や医療やコーチングや読書など
自分の今を確認すること、
自分のことを大切にすること、
自分が元気になれるようにすることを
突き詰めていったら、鍼灸師になろう
と思った。
色々なことを試して、
体のための引き出しをたくさん増やしておこうと思った。


ペットショップをしている人がいて、
1年以上前から食糧を備蓄していた。
なんとなくといった感覚でやっていた。
その結果、自身や周囲の人々に分け与えて
しのぐことができた。
この人の住む地域では食べ物が無くなっているが、
その周りの地域では食糧が通常とおりにあった。
知らないうちに自然と準備している不思議さがある。


今を楽しむという感覚と
備蓄などのリスクマネジメントの感覚は、
ともにバランスよくとるのが大事。

いろんな感じ方があるので、感じたことを信じて行動をするという大切さを知った。


ペタしてね