私はこう思う。それだけだ。反論は無用。 | 零細企業の闘魂日記

【離婚女性 生活保護申請で「子は施設に入れ働け」と言われる】
http://www.news-postseven.com/archives/20140621_261371.html
『困窮の果てに役所を訪れて生活保護の申請をするも、断られるケースが増えているという。』
 
『九州に住む31歳の斎田朱美さん(仮名)は昨年、夫の浮気が発覚して離婚。赤ん坊を抱えて家を飛び出した、斎田さんの両親はすでに他界していて頼れる身内はいない。困り果てて役所を訪れた。』
 
「子供は施設に入れたらいいでしょ。そしたら、いくらでも働けるんだから」
「そんな……」
 
「働いておカネを貯めた後に施設から出せばいいだけじゃない」
「子供のためにも私が面倒を見ながら、生活を立て直す方法を考えたいんです」
 
「だったら、なおさら子供を預けてダブルワーク、トリプルワーク(掛け持ち)してでも稼がないとね」
 
『働ける人は「その能力に応じて働く」のが保護の前提になっている。「子供を施設に入れて働け」は、明らかに行き過ぎた発言だろう。』
 
このところ、生活保護受給申請者と役所担当者のやりとりが物議を醸している。
ああ言われた、こう言われたという、生活保護の本質的な問題とは少し異なった議論も多い。
 
担当者が厳しくなるのはやはり不正受給者も一部にいて、不正受給額は年間約190億円に達しているという背景。それが発露すると「なぜ、きちんと調べていないのか!」と納税者からの顰蹙を買うことにもなるし、善意で考えれば生活保護の原資は税金であることだろう。
 
もっとも、ただ自分の権限を振りかざし、困っている人をイジメたいだけの人格が破綻した木っ端もいるだろう。私自身しばしば、そういう役人に出くわすのであながちデタラメの憶測ではない。
 
ところで、この記事の場合はどうだろうか?
女性が言われたことはすべて事実だと仮定する。
 
私には疑問に感じる点がある。
 

夫の浮気が理由で赤ん坊を抱えて家を飛び出したというのは、浮気をした夫、前後見境なく家を飛び出した妻、双方ともに子供にとってまったく身勝手で無責任な行動である。
 
ドメスティック・バイオレンス(DV)など危害を加えられる状況なら話は別だ。
一緒にしないでいただきたい。

また、シングルマザーがどれほど大変かも分かっている。

  
あくまで浮気を許せず離婚したというのであれば、女性はなぜ相手に慰謝料と子供の養育費を求めないのか。
 
少なくとも養育費は、子供の人生に必要な費用だ。

自分の意地で突っ張る類のものではない。交渉は面倒かもしれないが、所詮、元夫婦間の気持ちのすれ違い、「痴話」が原因である。

冷たい言い方をすれば他人には何の関係もないこと。
 
その順当な費用負担の交渉を避けて生活保護の申請に行き、役所の担当者に言われたことを雑誌記者にあれこれこぼすのはどうも腑に落ちない。