食と健康の和便り 第18号 千島学説 | パッションコニタンの施術奮闘記

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パッションコニタン こと 小西慧介の
施術現場からの思いと想いを記します。

みなさんこんにちは
整体師のパッションコニタン こと 小西慧介です。
母の介護と自分の養生のため12日間帰省していました。
おかげさまでいい時間がすごせました。
私の所属している
こころのかけはし祈りの和食と健康の和チームの
便り第18号を転載させていただきます。
次号は7月10日(金)発行予定です。

食と健康の和便り 第18号 2015.6.22

食と健康の和チームより

テーマ =千島学説は大地とからだを結び付ける=

「○○が●●病に効いた!」
「□□を毎日食べると検査数値が正常になった!」
この手のさまざまな情報が新聞広告に溢れています。

それはそれで役に立つのですが、もう一歩踏み込んで
からだの仕組み全体が見渡せるひとまとめの知識があると、
健康で長生きするためにはどうすればいいのか、なぜ病気になるのか。
また、病気になったときにどうしたら治るのかが各自でわかり
ますよね。
そして新聞広告等のひとつの健康情報を何倍にも活用することが
出来るようにもなるでしょう。

ところがその知識を身につけたいと思うとき、現代医学の知識は膨大で詳しいのですが、難解で、からだ全体のイメージが掴みにくいところがあります。
そこで今回は、現代医学の定説とは違う切り口で、簡単にからだの仕組み全体をザックリ掴むことができる「千島学説」をご紹介させていただきたいと思います。

ただし、現代医学の定説を否定して千島学説の正当性を主張することはしません。
あくまでも参考としてご紹介させていただきますので、
読者の皆さまご自身で取捨選択をお願い致します。

さて皆さん、血はどこでできているかご存知でしょうか。
普通、医学では「骨髄」といわれております。骨の芯の部分ですね。
ところが、なんと「小腸」で出来ているというのが千島学説です。

千島「学説」といいますが「学説」つまり、仮説や推論ではなく
顕微鏡で観察した結果に基づいているものです。
千島喜久雄博士(故人:岐阜大学農学部教授)は一体何を観察したのでしょうか。

それは、ニワトリ、ウサギ、イヌ、ネコ、カエルなどを材料に様々な
実験を繰り返した結果、食べ物の消化物が小腸の絨毛(じゅうもう)に付着し、それが腸粘膜に吸収される過程でアメーバに近い姿に移行し、やがて赤血球に成熟し、それが血管に流れ込むのを彼の眼で確認したのです。

「食べ物」という自分ではなかったいのちが自分のいのちへと変わる
「感動の瞬間」が小腸の絨毛で日々発生しているわけなのですね。
さらに千島博士は、赤血球が白血球へと変化し、からだ各部のあらゆる細胞に変化していく様子を観察しました。目撃したわけです。
写真撮影にも成功しています。

白血球が各種免疫細胞へ変化することは現代医学でも定説となっておりますが、実は白血球とは万能細胞だったのですね!

ですから皆さま!まさに、食べ物が血となり肉となるのです。
さらに、小腸の絨毛は植物の根毛の様であり、小腸はいわば
大地ですね。

自然農法の大地は多様な微生物が調和していて、丈夫な作物が
育ちます。
農薬も化学肥料も使わずにそうなるそうです。その大地はふかふかして
つーんとした醗酵臭がするとのこと。腸もそんな感じだと、からだは
丈夫なわけです。

だから、腸内環境が大切なのです。だから、醗酵食品が免疫力を高めるのです。
だから腸を冷やすと微生物の活動が不活発になるのでからだに良くないのです。

田んぼに根を張り育ったお米が、おいしく炊かれて口に入り食道、胃、十二指腸を通って 小腸についたとき、腸の壁面一杯の絨毛
(じゅうもう)に出会い、そしてアメーバ状に変化して、
それが赤血球となり、体内を流れ、白血球に変化した後、からだ各部の細胞になります。

そして白血球はさまざまなタイプの免疫細胞にもなります。
ということは、免疫力は大地の力が元であることがこれで
わかりますね。

腸内造血とは、大きな地球の力が、からだという小さな地球たちに
手渡しされる仕組み。
私たちの健康と地球の健康が直結していることを千島学説は示します。

この事実を観察したのは千島博士だけではなく、
他には森下敬一医学博士の観察成果が1957年3月24日の
「中部日本新聞」夕刊紙上に大きく取り上げられ、
また1933年に旧ソ連のレペンシスカヤ女史がカエルの
おたまじゃくしの赤血球が他の細胞に変化することを観察しています。

そして私も、常々不思議に思っていることがあります。
骨髄で血が造られるとして、いったいそれはどのように骨髄の外にでてくるので しょうか。
そのルートが在るようには思えないのですが。
血液回収のために骨の芯から血管が沢山出ているはずだと
思いませんか、骨髄造血ならば。

それに、からだに流れている血液の量に対して、骨髄という狭い
すき間では造血量が間に合わないのではとも思うのです。

一方、解剖図を見ますと小腸には網の目のように血管が付着していて、
それが合わさって太い血管となり、いかにも小腸で出来た多量の血液を
回収するというリアルな感じがあります。
だから、腸内造血説は解剖学的にもナチュラルな説だと私は考えています。

私たちは、学校、マスコミ、専門家から与えられてきた知識を正しいとして 鵜呑みにして参りましたが、絶対安全といわれた原発が爆発してしまった2011年以降は、鵜呑みにしていられる状況にはありません。

私の考えが的を得ているかどうかは別として、素朴に自分で考えてみる姿勢が、意図的な情報にだまされたり誘導されたりしないために必要ではないでしょうか。
みなさまご自身、ご家族の健康といのちを守るためにも。

余談ですが整体師には、生きているおからだに触れている時間については医師も及ばないところがあり、「触れる」という直接の経験から
素朴に施術を工夫しますので、医学の盲点をフォローしてしまうこともままあります。

さて、どうして千島学説は現代医学から認めてもらえないの
でしょうか。

千島博士は、観察に基づいて発言しておられるのに・・・。
つまり、証拠があるにも関わらず、認められていないのです。
両者の違いで、病に対する処置も違ってきますから、ここは重大なところだと考えます。

ちょっと、東洋医学的に腸内造血説を見てみましょう。
すると、東洋医学によれば、小腸は「火」の性質。「火」に対応する
色は、赤。
赤血球の色ですね。ちなみに、東洋医学的に小腸とペアの臓器は、
心臓です。
腸内造血説と東洋医学、しっくり来る感じがしますね。

皆さんは、この千島学説をどう思われますか?
私は、自分のからだ預けるなら千島学説と決めています。

たとえば私が白血病にかかったならば病院で骨髄移植等受けることなく
天然味噌に長ネギを入れ、おかゆを食す食事を1週間ほど行うことで
絨毛の損傷回復を図ります。
これなら自宅でできますし高額医療ではないので庶民の自分にとりまして、金銭的にも安心して実行できます。

ほっこりしますね、千島学説。

※ 参考図書 よみがえる千島学説 忰山紀一 �なずなワールド

こころのかけはし祈りの和 食と健康の和チーム 河野朋浩 
トモ整体院 http://www.tomo-seitai.com/